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秀逸な広告と心理学

以前,そごうの広告が話題になっていました。なかなか面白い広告だと思いました。

上から順に文章を読んでいくと,人生をネガティブに捉える人の文章のように思えてしまいます。ところが下から上に向かって読んでいくと,絶体絶命の土壇場に追い込まれた人がそこから一発逆転を狙う,とてもポジティブな文章に思えてしまいます。

文章を読む時には文脈の影響がとても大きいということを,この広告はあらためて気づかせてくれるように思いました。

こちらの記事でもこの広告が取り上げられています(そごうが出した正月広告「さ、ひっくり返そう」が素晴らしすぎて鳥肌。『これは秀逸…』と注目集まる)。

この広告を見て思い出したのが,心理学の教科書に載っている2つのこと,印象形成の順序効果と記憶のスキーマの話です。

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