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今日こんなものを食った66

冬はつとめて
雪の降りたるはいふべきにもあらず
霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火などいそぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし
昼になりて、ぬるくゆるびもて行けば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし

「枕草子」清少納言

そんな早くもなかったけどね。

きりりと冷える冬の日は、清少納言ももちろんだが落語の「時そば」上方であれば「時うどん」を思い出す。
「時うどん」は桂枝雀さんのが好きなのだけどYouTubeから消え去ってしまったので笑福亭仁鶴さんで。

「時そば」は古今亭志ん朝さんで。
これは名古屋唯一の寄席「大須演芸場」での独演会である。

どちらも噺そのものよりもそばやうどんを啜る芸が聞きものだ。
扇子を箸に見立てて啜るのを聞いているだけで口に唾が溜まる。

そんなわけで昼はそばにした。

二八の十六文ではなく更科だが、山菜とコロッケを乗せた豪華版だ。

今日は満月。
アメリカなどの暦では「ウルフムーン」とかいうらしい。
煌々と下界を照らしていて明るい。

夜はひとり飯であるから、やりたいようにさせてもらう。
「あんかけ焼きそば」「焼き餃子」「たまごチャーハン」のセットだ。

いや食った食った。

ごちそうさん。

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