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今日こんなものを食った108

朝ちょっと外に出たら、びっくりするくらい寒かった。
春はまだまだだねェ。

昼飯はナポリタン。
杏里の「思いきりアメリカン」みたいで語呂がいい。

麺の量が足りなかったので、きのこなんかでかさ増し。

夜は「だいこんと豆腐のあんかけごはん」と「厚揚げと野菜のオイスターソース炒め」
あとはいつものようにごはんとみそ汁。

最近こんなものを読んでいる。

わたくしは別に料理に趣味を持つわけではないから、自分では至極簡単なものしか作らないことになっている。

本文より

なんてことを言いながら、ご存知のとおり氏の料理の腕前は玄人はだしである。

 スパゲッティを大きな鍋で、できるだけ大量のお湯で茹でる。スパゲッティはすかっとした歯ざわりが身上であるから決して茹ですぎてはならない。
 ベーコンを小さく切って、ベーコンが油と分離してかりかりになるまで炒め、これを油ごとあらかじめ暖めた大きな鉢に入れる。一人一個くらいの割りで卵をとき、その中に胡椒挽きで黒胡椒をがりがり挽いて入れる。
 さて、これで準備完了、仕上げは瞬間的である。すなわち、スパゲッティのお湯を手早く切り、まだ熱くて湯気の出てるやつを、ベーコンを入れた鉢にどっとあけ、卵をざぶりとかけてかきまわす、これでよい。
 卵が少なすぎると卵がそぼろ風に固まってうまくないから注意を要する。
 食べる時にはパルミジャーノというチーズを、スパゲッティが見えなくなるくらい振りかけて召し上れ。

深夜の客より

他のエッセイからの引用であるが、これは正統派カルボナーラのレシピである。
実に旨そうである。
せっかく料理を描くのであれば、これくらいの文才が欲しい。

いやま、とにかく。
ごちそうさん。

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