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ワークマンマン

月末、嫁と戸隠神社に行く。神社といっても、例の明治の神仏分離令という阿呆な国の号令により、しょうがなしに神社を名乗ることにしたらしく、その前はぼくの敬愛する修験者の集まる、顕光寺という名のお寺だったそうな。ここはかねてより興味があり、一度は参拝させていただかねばと思っていたのだが、ぼくが住む関東からはかなり離れたところにあるので、なかなか、足を向けられなかったのであるが、嫁の鶴の一言の提案により、彼女の誕生日にちなんで、急遽、参拝することになったのだ。ここに興味があったのは、天照大神が弟のあまりの乱行に岩戸に隠れてしまった際、手力雄命が岩戸を押し開いたわけなのだが、その岩戸が下界に落ちて戸隠山になったという伝説があり、戸隠神社というよりも、霊山である戸隠山の方に興味があったのだ。その伝説が本当であれば、やはり、馳せ参じなければいけない。ま~、でも、その伝説が本当かどうかなんて、実はどうでもよく、そんな神界のエピソードのある土地を訪れてみたかっただけなのである。さて、そこへ行く前の支度ということで、今日、ワークマンへ行って来た。ぼくはコロナ前の軽トラ時代より前に地鎮祭の仕事をしていたあたりから、野外の肉体労働が多かったことから、アウトドアウェアで流行る前のワークマンに通いつめていたわけだが、ワークマン社の機能的、かつ、非常にリーズナブルな価格設定が魅力で、昔から愛用している。それは最近、霊山トレッキングをはじめるようになってからも続いており、戸隠用にトレッキングパンツの換えを買いに行ったのだ。トレッキングパンツ-1900円也。安い!安すぎる!!これ、同じ機能だとしても、海外アウトドアブランドでは、○が1つ違う。ま~、色味やらデザイン性ではそれらにはかなわないが、にわかトレッキングマンには、ワークマンでちょうどいいのだ。なんでここまで安くできるかといえば、ワークマンの圧倒的店舗数にある。商品を下ろす店舗が山ほどあるので、高機能なものが安くできるのだそうだ。だから、流行る。昨今のワークマン女子ではないが、安くて高機能ならば、売れるのは当たり前のことだ。だから、このぼくのように、にわかアウトドアマンには、その入門編ということで売れまくっていることなのだろう。実はその昔、ここまでワークマンが流行る前、ワークマンで独立しようと思っていた時期があった。ワークマンはご存じの方も多いと思うが、フランチャイズであり、450万も投資すれば、昔は1店舗持てたのである。あの時、独立していれば、いまのぼくは相当稼いでいたことだろう(笑)。が、人生にたらればはない。ぼくは金もうけではなく、やりたいことをやりたいだけなのだ。では、いま、やりたいことはできているのかと問えば、昔の音楽業界時代とは違い、老人介護などをさせていただいているが、人を癒やしたい、というぼくの人生目標からは、そう遠くないところにはいる。ような気がしている。その仕事が合わないせいか、唇が痙攣したり、前身に蕁麻疹ができたりはしてるが、その真相はわからないが、ま~、とりあえずは、自分がするべき使命的なものはまっとうできている、気がする。さて、そのワークマンであるが、ぼくはもはや全身がワークマンと化している。嫁はそんなぼくのことを、ワークマンマンと呼ぶ。パーカーからパンツ、果ては靴下まで愛用しているその姿は、まさにワークマンマンである。タダで広告塔になっているのである(なっているのか??)。さすがに、ちょっと恥ずかしいが、ま~、にわかトレッキングマンには、これでいいのである。ワークマンマン、いいじゃないか。ヤル気マンマンみたいで(笑)ま、そんなわけで、近々、戸隠に行ってくる。溶岩ドームで世界最大最古のピラミッドともいわれる皆神山にも足を伸ばしてくる。ATMAN、改め、ワークマンマンの初老の冒険や如何に!乞うご期待(笑)


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