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ヒューマンアカデミー人事担当者が教える、いますぐ役立つ新卒採用面接の心得とは?

 採用活動において、もっとも大きなウェイトを占める面接。学生にとっても企業にとっても、最良の選択とするためにどのようなことが求められるのでしょう。ヒューマンアカデミー株式会社で新卒採用を担当する堀井さんにお話を伺いました。

ヒューマンアカデミー株式会社 人事部 堀井さん

——現在のお仕事内容を教えてください。

 人事部で新卒採用を担当しています。入社3年目に人事部に異動し、今年で人事4年目となりました。ヒューマンアカデミーでは、毎年50~100名の新卒を採用しています。多くの学生は3年の夏から就職活動を始め、翌春以降にピークを迎えます。その動きに合わせて、エントリーの受付から1次〜3次面接の手配、内定者へのフォローなど、採用フロー全体に携わっています。

——堀井さんも面接官を担当されていますか?

 はい。1次面接を担当し、2次面接への合否認定も行っています。合否を決定する立場ではありますが、逆に私たちも選んでもらう立場だということを忘れずに、毎回の面接に臨んでいます。当社に入社することでどういうふうに成長できるのか、どんな未来を描けるのかなど、数え切れない企業の中から私たちを選んでもらうために、想いを込めて伝えるようにしています。

——面接で心がけていることは?

 面接の基本は人と人。その人にとって最良の選択を支援する場にしたいと考えています。突飛な質問はしません。学部学科で学んだこと、アルバイトやボランティアの経験などから、その人の考え方や人となりを紐解いていくようにしています。

——お仕事の難しい点はありますか?
 
 ミスマッチをなくすことでしょうか。誤解や勘違いをしたまま入社すると、お互いが不幸になるからです。私たちも選んでもらう立場という観点から、働きやすさや成長性を学生にアピールします。もちろんそこで嘘をつくことはありませんが、実際に入社してみるまではその人にとっての働きやすさというのはわからないものです。また、どんな仕事でもつらいことや大変なことは避けられません。そうした面も含めて業務内容をしっかりとご理解いただけるよう、選考中という短い期間に説明しなければならない。そこに難しさを感じています。

——お仕事のやりがいは?
 
 自分自身が面接した人と、同じ会社の仲間として働けることです。そういう人たちが新人賞を受賞するなどそれぞれにご活躍されている姿を見ると、より一層うれしいものです。


——これから面接に臨む学生にアドバイスをください。
 
 私自身もそうでしたが、面接で緊張するのはあたりまえ。そこは面接官もよくわかっているので安心してください。いちばん大切なのは笑顔です。明るく元気な姿勢を見せてほしい。言葉がつまって思いをうまく表現できなくても、どうか笑顔を忘れないでください。とくに営業を目指すのであれば、仕事の基本は人と人です。悩みや不安を抱えているお客さまに安心して頼っていただくためにも、明るく元気な第一印象が欠かせません。
 
——面接に合格する方に共通するポイントはありますか?
 
 やはり、明るく元気で、前向きにチャレンジしたいというタイプが多いですね。その上で、当社の幅広い教育事業に共感してくれる人、目まぐるしく変わる世の中で変化を楽しめる人、仕事を通じて自分がどのように成長していきたいのかを考えられる人、などが挙げられます。
 
——堀井さんご自身の入社理由を教えてください。
 
 ヒューマンアカデミーには留学を扱う事業があります。私も学生時代にオーストラリアやカナダへ留学しており、その経験を活かせるのではと考えました。職種は営業志望でした。営業という仕事を通してヒューマンスキルを高め、社会人としての基盤を固めていきたい。そのような思いがあったからです。
 当社の教育事業では、いわゆる無形商材を扱います。お客さまは、それぞれ人生の岐路に立っていらっしゃる。そうした中、私自身の言葉や表現によって、お客さまがいい未来のイメージを描けるようお手伝いできる。そんな無形商材ならではの魅力的な仕事にチャレンジしたいと考え、当社を志望しました。

——ご自身の面接も覚えていらっしゃいますか?
 
 やりとりの細部までは覚えていませんが、緊張して手汗を握っていたことはよく覚えています(笑)。ただ、面接官がみなさん気さくな方ばかりで、私の人柄を問うような質問が多く、とても話しやすい雰囲気でした。


——どのような新人時代を過ごされましたか?
 
 入社して2年間、留学部門で営業を担当していました。もともと志望していたこともあり、営業がつらいとか苦しいとか思ったことはありませんでしたね。なかなか結果を出せなくても、「新人なんだから先輩のようにできなくてあたりまえ」と、いちいち落ち込みはしませんでした。そうした中でも、電話を誰よりも早くとる、コピー用紙を補充する、忙しい先輩のフォローをするなど、意識して自ら行動するようにしていました。そうした積み重ねが、だんだん仕事ができるようになってきたとき、周囲からの信頼につながっていくと考えていたからです。どんな小さな仕事でも、見てくれている人がかならずいるものです。
 
——今後の目標を教えてください。
 
 人事に異動して4年。これまで新卒採用に携わってきましたが、人事の仕事はほかにも中途採用、人材育成、キャリア開発、人事制度策定、労務管理など多岐にわたります。今後は新卒のスペシャリストから、人事のゼネラリストとして、あらゆる業務を任せてもらえるようがんばっていきたいです。


※2023年9月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・部署名等は取材時のものとなります。

ヒューマンアカデミーは、学びの面白さを提供する「Edutainment Company」として、1985 年の創設以来、時代や社会の変化にあわせながら800以上の講座を編成しました。未就学児童から中高生・大学生・社会人・シニア層とあらゆるライフステージにおけるSTEAM教育やリスキリング、学び直しの支援を行っています。
 さらに、独自の「ヒューマンアカデミーGIGAスクール構想」を推進し、学習支援プラットフォーム「assist」を開発。SELFingサポートカウンセラーと講師が、個別に学習目的や目標にあわせた進捗管理や相談などの学習サポートをします。私たちは、常に最先端の教育手法やテクノロジーを取り入れ、学びの喜びを追求し最高水準の教育サービスを提供していきます。

https://note.com/athuman/n/n08fe977e1f69



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