感想【6th STEP 総大会~常識のその先へ~】

【6th STEP 総大会~常識のその先へ~】

2023/6/11、STEP主催の勉強会に参加してきました。

https://www.steppt.biz/

第6回STEP総大会は、Sonography for Therapeutic educational project(STEP)という超音波エコーを整形外科の治療に生かすための勉強会のグループが開催したものでした。この総大会を通じて、いくつかの学びや臨床での活用方法について知ることができました。


まず、筋収縮を描出する手法は非常に有効だということがわかりました。筋肉の収縮パターンや強さを視覚的に表現することで、患者の状態や筋機能の問題を評価し、適切な対策を講じることができます。

セミナーのワークショップでは、エコーの描出方法をスタンプラリー形式で確認することが出来ました。私自信、筋収縮の描出方法については意外と上手く行えることがわかり、臨床で使う自信になりました。
ただし、エコー描出するために筋の横断面の解剖学を理解することが非常に重要です。横断面の解剖学的な知識を持つことで、より正確な描出が可能になります。

さらに、この総大会では臨床での活用方法も紹介されました。例えば、QLS(Quadrilateral space:肩後方の腋下神経などが通過する領域)の描出や徒手リリースといった手法を用いることで、患者の病態を改善することができます。
また、腹横筋や腰方形筋、大腰筋の収縮を側臥位で腰椎を横から短軸で描出することで、患者に摘出な筋収縮が行えているか、徒手療法によって改善が可能か正確に評価・治療することが出来ます。

この総大会では、従来の常識を超えた知識と技術に触れることができました。コメディカルの職種が臨床でのエコーを使用することには賛否両論ありますが、適切に活用することが出来れば間違いなく有用なツールとなります。
今後も個人的にはエコーの利用価値は拡大すると考えます。


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