女性が昇進したがらない?当てはめようとしてはいないか

女性なぜ積極的に昇進を望まないのか。問題

解像度が低い

女性活躍推進にあたり、女性の役員の数の少なさも問題視されている。
(特に日本)その背景には女性が昇進したがらない、問題があると言われている。

ではなぜ、女性は昇進したがらないのか。
ロールモデルがいないから想像できないというのも一理あると思う。
イメージングができない。これはアジャイルな時代においてロールモデルという固定化された
ものを目指すのが古いとかいう単純な話ではないと主張したい。

ここでいうロールモデルとは旧来的人物像に縛られて、時代遅れのキャリアを則っていくといういみではなくて、モデルがたくさんいることによって解像度が高まると言う話だと思う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb94359ec8f8a9ed88e7f3ad73c9a7c629270fcb
これは教育の面で解像度に触れている。

つまり、「真の教育格差とは子供が見える人の種類の違い(解像度の違い)だと思います。」とコメント欄にあったが、キャリアについても同じことがいえるのではないか。

彼女たちが見える人の種類が限られれば、解像度は低くなり、ビジョンは描きづらくなる。
視野狭窄とも言える。

解像度が低いままでは自分のポジティブな将来像が描きづらいし、メリットも見えてこない。頑張ると何がいいことが起こるのかぼんやりしているだけでは、強い動機付けにはならない。


もう一つは

男性型ビジネスモデルに当てはめられて立ち回れるひとができる人扱いされる。


現在のビジネスモデルは男性社会が作り上げた構造である。

そこで評価される人は
• 感情を表に出さない
• 論理的な話し方をする
• 無駄な話をせず寡黙に物事を遂行する
などの暗黙のルールがある。

またマネージャーやリーダーとなるべき人物像が旧来の価値観である場合がおおい

 しかし、そうではない人たちはたくさんいる。(これは女性だけではなく、男性にももちろんいる)
 彼らは
• 感情豊かであり、感情を抑制して涙を流さないことが絶対的正義だと思っていない
• 冗長的な話し方であるが、話し合い合意を得たり、考えをアウトプットしていくプロセスにイノベーションがあるとも考えている。
• 同僚と頻繁にコミュニケーションを取りながら仕事を進める、そして頻繁なコミュニケーションは職場環境が良好になると考えている。

などという(例)特徴があったりする。


そうすると、優秀であっても現在のビジネス界では評価されづらい。
こういう特質を女性社員が持っていたとすると、彼女たちは評価されにくいし、昇進されづらい。
リーダー向きではないとされるからである。

ただ、ここでいうリーダーはすでに旧来のリーダーを指しており
ギャップが生じている。リーダーに据えるべき人物像の更新が迫られている。

旧来的リーダー像


指示命令型
トップダウン型
自身の高い能力を元にメンバーを導く

アメリカのドナルドトランプ元大統領のような方でしょうか。

現在求められているのは
サーバントリーダーシップである。
いろいろ定義はあるが
私は
「部下が働きやすい環境を整える」であると思う。

したがって、旧来型リーダシップが正しいとされる組織であれば
それ以外の人はリーダーに適切でないとされる。

上であげた、男性なビジネス構造に馴染まないとされる特徴例はもちろん
旧来型リーダーの範疇にない。

結果的に女性はリーダー的でないとみなされやすい。
男性的ビジネスモデルに合わせられ、旧来的リーダー像にも合わせられれば
昇進しやすいだろう。

自分を殺して合わせにいかないと昇進できない


合わせにいくことで自分を殺していく過程に意味をかんじなければ
昇進はしない。

なぜ昇進をしたがらないのか?への答えは
「自分たちの枠に当てはまる人だけ昇進させたいと思っていません?」である。
それは旧来の枠組みではないですか?

それでは、昇進、したがらないですよね?である。


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