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交響詩編エウレカセブン

ずっと UーNextに加入していたんですが、Netflixで見たい作品(トークサバイバー、Light House、ONE PIECEなどなど)が溜まってきたのでネトフリに浮気していました。

それらも観終わって、どうしようかなって時におすすめされたのが「交響詩編エウレカセブン」。

1話三十分で50話あるのですが、一気に観切りました。

ジブリとエヴァを混ぜたような世界観ですね。
しかしエヴァほど視聴者任せでもなく、ジブリほど隠喩的でもなく、それでいて王道のゾクゾクする展開もふんだんに盛り込まれていている作品でした。
割と子供向けっぽさもあるのですが、50話もあるのに飽きることなく観続けられました。

ストーリー

今の地球とは違う世界のお話。そこは波乗りのように風に乗って移動する世界。優雅で綺麗な世界ですが、一方でそんな技術を応用した兵器KLFもあったり、反政府組織が乱立していたり。少々物騒な世界でもある。
そんな世界で生きる、メカニックの少年・レントン・サーストンとKLFライダーの少女・エウレカの2人を取り巻く物語。

この2人の成長と、世界の変化が基本的なストーリーでした。
レントンは子供すぎて、エウレカは鈍感すぎて、初めは非常にもどかしい展開が多いです。
けれど、周りの大人のダメさ加減であったり、子供じみた行動のリアリティーであったり、終始共感できるようなところもあり、イライラはしなかったかな(過剰にやられると、「そんな奴いねーよ」ってなってしまうので)。
成長して大きくなっていくレントンを観ていると、昔ならなんとも思わなかっただろうに、今は「大人になったな、すごいな。」って視点で見ちゃいますね。
こういった、年を経るごとに視点の変化起きうるような、ちょうどいいリアルな感じがジブリっぽい。

と言いつつ、王道の展開もたくさんあって、エンタメ性も充分です!

個人的には、ホランドが死亡フラグを何度もバッキバキ折っていくのが面白かったです。笑

世界観

この世界特有の単語や専門用語がたくさんあり、初めは何を言っているのかわからない程でしたが、徐々に使い方で理解し始め、世界観を理解していけるような作品でした。
故に、まるでその世界の中で生きようとするので、より世界観にどっぷり浸かることができる。

こういう作品は最近はないなぁ、それこそエヴァ以来ないのかなぁ、と思います。

「分からないこと」や「曖昧なこと」をそのままにして、頭の片隅に留めながら、とりあえず観てみる、ってことが昨今は減ってきていると感じます。
はっきりと理解できて、次の展開もほぼ確定しているような映画、ドラマ、アニメ、漫画が増えてきていて。そういうのが昔は子供向けだったのになぁ。


一方で万人受けの要素もありつつ、他方で昔のアニメ黎明期の人たちが作った、こだわりが強い要素もあって、楽しかったです。
今月末で配信終わっちゃので、ギリ観終えることができてよかったです。

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