ヨーロッパ内の文化の形成『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』をアウトプット
ヨーロッパは国が異なっていても、
・キリスト教という宗教は共通している
・EU連合という組織で結ばれている ※一部の国は除く
→なぜ、文化が共通するほど一体感があるのか
ヨーロッパ文化のルーツはギリシア文化、
そしてそのギリシア文化のルーツはエーゲ文明からきている。
エーゲ文化なんて高校の世界史の授業以来聞いていない。普通の人からすればそれが当たり前である。
エーゲ文明は前期と後期で大きく二つに分かれる。
①『明るい海洋文明』クレタ文明(前期)
舞台はクレタ島。この頃の人々は、外敵の侵入防止のために、城壁などを作らなかったことが要因で敵の攻撃を受けて、滅んでしまう。
平和な文明を築いていたのだろう。
②『好戦的な文明』ミケーネ文明(後期)
舞台は今度はギリシア本土。
クレタ文明で人々が、外敵防止をしなかったことに対して、この文明の人々は戦いを好んだ。
失敗を活かして、文明を発達させたように思う。
海外ドラマの話のなるが、ウォーキングデッドにて登場人物たちが、人間の裏切りにあっていき、何回も窮地に立たされる失敗を繰り返していく。その環境の中で本当の敵はウォーカー(ゾンビ)ではなく人間であると変わっていく。エーゲ文明の過程についてこの本で知った時、このウォーキングデッドの構成が頭に浮かんだ。
その後、暗黒時代が訪れ、次に古代ギリシア人がポリス(都市国家)を形成した。
人々は山の上にアクロポリスという神殿を建てたり、山のふもとにアゴラといわれる広場をつくった。アゴラでは裁判や会議、商売などが行われた。
おお。国家らしくなってきた。
そこで、各国家間で方言が違ったり文化の摩擦があったことから、異種(他ポリス)との争いのために一つのポリスで人々は一体となった。これが古代オリンピックにつながったらしい。
ポリスでは、人口が増えるたびに土地が少なくなっていったために、彼らは次に海上交易をし、植民市を形成した。
この海上交易によって、ギリシアの文化がフランスやイタリアに伝播していった。
ヨーロッパの一体感はポリスの形成そのもの、
そしてヨーロッパの文化はポリス形成過程の海洋交易がそれぞれルーツになっていた。
ことをこの章から学んだ。
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