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志望校をどのように決めるか?①

 Annabelle's Dreamです。
 社会人をしながら通信制大学で心理学を学び、この春から大学院に進学します。
 今回の投稿では、志望校をどのように決めるか、個人的に考えるところを書いていきます。

社会人が志望校を決めるポイントは複合的

 
 社会人から心理系大学院に進学しようとするとき、人によって重視するポイントはさまざまありそうです。ですから、まず何よりも自分が置かれる状況やどのような心理職になりたいかという将来像について、自分自身とよく対話し、明確にしておくことが大切だと思います。そのうえで現実的な制約や諸条件をすり合わせて志望校を考えていくことになります。

 研究よりも実践力をともかく養いたい!という希望がある方は、修士論文が課されない専門職大学院を検討してもよいと思います(ただし、レポート提出が求められるようです)。
 専門職大学院以外の大学院を志望する場合は、大前提として「自分が研究したいテーマがその大学院で研究できるかどうか(指導可能な教員はいるか、どのくらい指導してもらえるか、研究環境は整っているか等)」は必ず押さえるべきポイントです。
 そして研究テーマの決定には、自分がどのような領域で活動したいか、どのような人たちを支援したいか、という心理職としての将来像をクリアにしておくことが必要になります。

 現実的な制約や諸条件として、たとえば

  • 家族の事情で一人暮らしが難しいため、自宅から通学可能な距離にあるか

  • 公認心理師・臨床心理士の受験資格が得られるか(いずれか一方のみ取得可、という大学院もある)

  • (論文執筆は久しぶりだが)修士論文で求められるレベルはどの程度か

  • その大学院が社会人や他学部の学生を受け入れているか

  • 試験科目は何か(英語が不得意な場合、専門科目とあわせて英語の勉強にけっこう時間を割かなければならない。入試に英語が必要ない大学院もある)

  • 学費はどのくらいかかるか

  • 一般・専門実践教育訓練給付金や教育訓練支援給付金は受けられるか

  • 学内奨学金は充実しているか

 通信制の大学院であれば、(相当にハードな大学院生活が予想されますが)仕事と並行して大学院に通うことは可能だと思います。一方、大学院に行くために休職・退職する場合、特に学費や給付金、奨学金などは気になるかもしれません。
 もし臨床心理士だけではなく公認心理師資格も取得するのであれば、在学中に実習450時間以上をこなさなければならないので、夜間の大学院に通学するとしても、フルタイムの仕事を継続するのは難しいでしょう。そういうとき、給付金や奨学金などが受給できるかどうかは、大切なポイントになりそうです。

 ですから志望校決定には、自分の将来像や研究テーマというポイントとともに、立地や社会人の受入体制、費用・収入面など、複合的に考慮する必要があると思います。

 次回は、研究テーマが決まったのち、どのように志望校を探すか、具体的な方法をご紹介する予定です。

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