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5億年後に意外な結末を読んだ感想

 毎週末、noteのお題の中から書いたことがないテーマでエッセイを書くようにしている。今週のお題に「読書感想文」を選んだ。

読書感想文を選んだけれど、最近は美人になって転生する漫画ぐらいしか読んでいない。現実は腰が痛い、肩が凝るなど、老いていく時間をひしひしと感じている。

子ども達が幼児の頃は、絵本の読み聞かせや児童書を一緒に読んでいた。その影響もあってか二人とも読書好きである。

リビングの本棚には、子どもが家族に共有したいと思った本を持ってきている。共有したいと無難に書いてみたけど、実際には読者層に合わなくなった本である。

雑然と並んだ背表紙から適当に選んだ本を読んで見ることにした。対象年齢をネットでチラッと見ると小学生向けになっていた。せめて気持ちぐらいは若くなりたいと思っている今の私にちょうど良い。そんな私だけど「小学生に戻りたい」と言っている大人がいたら内心「大丈夫かこの人?」と思っている。人間は自分には甘い。小学生向けの本なら内容が甘くてきっと大丈夫だろう。

全体的にブラックな感じでショートショート9話と後半は漫画で書かれていた。5億年ボタンを押すと異世界に飛ばされ何もない空間で5億年過ごす話であったり、地球大の滑り台やブランコも出てくる。イラストの力でリアルに想像して怖くなった。異世界怖いな。そうだった。小学生ってちょっとホラー要素がある物語も好きだったな。小学生も甘くない。

結局「面白かった」以外の感想が出てこないので息子にも感想を聞いてみた。
「この話どうだった?」

「普通だった。10回ぐらいしか読んでない。」
10回も読んでいたら充分じゃないだろうかと思う。

つまり、子どもが10回は読む面白い本です。

#読書感想文


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