父とのこと。

次のキャリアを模索する中で出てきた課題。

それは実家家族との関係性。

よくある「親子関係」というやつです。

父が創業した
…正確に言えば父が父の家族から半ば強引に引き取ったのですが
食品製造業を営む家で育った私。

私が学生時代まで小売業中心に営んでいたので
小さい頃から休日はその店舗で手伝いのがマスト。
日曜日や連休に友達と遊んだ記憶なぞありません。
※なので社交的な反面友達と深く関係を築くのが今でも苦手

加えて、
父の親心だったのは重々承知なものの、
「自分を犠牲にして相手を立てる」
「嫌と言わずにとにかくやってみる」
という関わり方を強制されていたこともあって、
それを回避するために身体の症状でSOSを出すものの、
そのSOSが届くことはありませんでした。

今となっては父も母も
自営業のプレッシャーに加え
親戚や近所の人間関係で苦労を重ねて
「余裕がなかった」から仕方がなかったし
そんな中でも事業を安定させつつ
兄と私を大学まで出してくれたこと
そして今では
私の最高の理解者であり味方であることに
感謝の気持ちでいっぱいなのですが、

30歳を過ぎ、自分で教室を営むようになって
父に寄り添うことは出来るようになったものの、
やっぱり
あまり関わりたくない存在でもあったのです。

実家の仕事を手伝う中で
最初はよくケンカもして
大泣きで自分の家に帰ることもしょっちゅうでしたが、

ケンカをしながら
そして
そのたびにコーチングを受けて自分と向き合ったり
アサーティブなコミュニケーションを学んで実践していっていました。

それが大きく実を結んだのが
兄が心臓の手術で長期休養せざる得なくなったときのこと。
この数カ月のやり取りであったり、
従業員さん達と団結協力しながら毎日仕事をしていく中で
父との関係性がいつの間にかよくなっていったのです。


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