文学フリマ東京36に参加します!
初めに
いつも拙作『部下と上司とエトセトラ』『部下と上司の膝栗毛』に目を通していただき、ありがとうございます。
六合九里です。
普段はただフィクションを投稿するだけなので、まず少し制作秘話的なことを話したいと思います。しばらくお付き合いください
【創作上司部下】は、【名前付けされてしまう関係性に対する、世間への抵抗】をテーマに、写真小説という試みで行っている創作です。
ただ「男女の友情は成立するのか?」ということではなく、「お互いに境界線がない」という特別さを、告白や一目惚れなど一般的な交際の通過儀礼をなくして描いています。
既刊『部下と上司とエトセトラ』で少し触れていますが、肉体関係ももちろん持っています。しかし、セフレというわけではなく、「キスもセックスもこの相手だからこそ嫌悪しないのだ」という、いわば精神のシェアリングのような関係。それが最上と芳香の関係性です。
――というように、小難しいことを長々と話しましたが、創作上司部下に限らず、こういった【一筋縄ではいかない関係】が好き。
カニバル義父養子も『継承の記』もまた然り。
非常に分かりづらいことは自覚済みですので、事前学習として頭の片隅に置いていただけると、理解しやすいかと思います。
そんな話を書いている者です。
さて早いことに、文学フリマ東京36まで1週間をきりました。
Twitterやpixiv、Instagramでもお品書きを出してますが、折角なので、こちらでは少し詳しく載せます。
詳細
5/21(日) 文学フリマ東京36
【N-21】ツギハギ工房
東京流通センター第一展示場側
12:00~17:00 入場無料
作品紹介
『部下と上司と水族館』
距離感のおかしい上司と部下の膝栗毛を、【水族館】に絞った話。
既刊に比べると、だいぶ文章量少ないので、絵本感覚で読めます。
『部下と上司とエトセトラ』
距離感のおかしい上司と部下が、休みの日に出掛けたりする話。
noteに投稿した『部下と上司の膝栗毛⑧』までの膝栗毛をまとめました。
※今回に限り、【創作上司部下】は新刊既刊の同時購入の場合、¥1000で販売します。
※5/21は、2冊とも見本誌コーナーに置きますので、ぜひお手に取ってみてください。
『鳥籠の子ら』
昨年12/18のロリータ&ガールズマルシェ東京vol.2で販売した、折本セット。
山と森に囲まれた全寮制私立高校の生物部を舞台に、名前に鳥の名を持つ5人の少年少女の学園物語。
『饗宴(サバト)で会いましょう』
文学フリマ東京35で販売した、【カニバル義父養子】の折本セット。
犯罪者を捕えて食べる食人鬼の義父(α)と彼に育てられた養子(Ω)の季節の小話。
『美食家の饗宴』と少し設定が異なり、魔女の文化や暦を用いてます。
『美食家の饗宴(サバト)』
J-GARDEN46にて販売した、カニバル義父養子本。
犯罪者を捕えて食べる食人鬼の義父(α)と彼に育てられた養子(Ω)、彼らに振り回されることになる人間不信の刑事(β)の三つ巴オメガバース。
折本と設定が少し異なります。
※今回に限り、【カニバル義父養子】はA5本と折本セット同時購入の場合、¥500で販売します。
『継承の記』
文学フリマ東京34で販売。
平成最後の日に亡くなった祖父の手記を通して、孫が彼のルーツとそして魔術に出会う話。
六合の人生初長編。大学の卒業制作です。
5/21は、見本誌コーナーにも置きますので、ぜひお手に取ってみてください。
今後の活動について
文学フリマとサークルスタッフは変わらず、ただメイド博では執事とメイドの姿でお待ちしております。
これ以降の予定はまだ未定ですが、金銭面の余裕があれば、文学フリマ東京37も視野には入れるつもりです。
最後にご報告。
先日、Twitterでもボソリと呟いたのですが、【ツギハギ工房】名義の活動は今年いっぱいで終了しようと思います。
とはいってもサークル名を変えるだけですので、これまで通り見守ってくださると幸いです。
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