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元彼が結婚したので夜の10時にホールケーキを食べた

かつての恋人が結婚しました。

久しぶりに連絡をとって、何の気無しに聞いたら、「結婚したよ!」と。

一応私にとっては色々な気づきや成長のきっかけを与えてくれた私史上一番大事で特別な存在だったので、さて私の心はどんなことを感じるのかな!?と興味津々で心の中を覗きましたが、案外何も感じなかった。お別れしてからだいぶ経っていたし、「うんうん、そうだよねー」くらいなもの。もっと何か感じるかと思っていたけれど、思ったよりも自分の中でしっかり心の整理がついていたことがわかってほっとしました。

昔の恋人の結婚は、自分の現在地や今の自分の幸福度を測るきっかけになる気がします。「大好きだった人が別の人と新たな人生を歩み始めた!」という衝撃よりも、「じゃあ今の自分はどう?幸せ?ステージアップ出来てる!?」という答え合わせを迫られるような感覚。だって自分だけがずっと同じ地点で立ち止まって取り残されるのは寂しいし、何だか悔しいから。

彼の結婚を機に、私も久しぶりに自分の現在地と幸福度を確かめたくなりました。「幸せのために、ちゃんと努力できてる?自分のこと、愛せてる?」と私が私に問いかけてきて、少し耳が痛いけど。とりあえず「一生懸命生きてるよ!」と自分で自分に答えておきましたが、新しい恋の行方や仕事の行末が頭に浮かんで、すこーし心がちくっとした。

生きていれば気持ちがアップダウンすることは日常茶飯事だけど、他人の幸せの形や現在地より、どんな風に自分の人生を生きたら幸せであるかということに向き合うのが一番大切です。なぜならひとは、自分が想像したとおりの人間になっていくから。自分がどうなりたいか、そのために何をしたら良いかを考えて、常に自分の望む完成形にフォーカスし続けること。他人をみて一喜一憂しなくていいのです。

それでもちょっと気になっちゃう、しょんぼりしちゃう、という時は、甘いものでも食べてエナジーチャージしましょう。別に何もなくても、甘いものを食べたら幸せだしね。私はチーズケーキをホールで買って、全部ひとりで食べました。美味しかった。