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過剰な品質は時代遅れ!? ~日本品質⇔SDGs~

こんにちは! あたたけ です。

2021年もあと10日ほどです。
皆さまにとって、どんな1年だったでしょうか?

あたたけにとっては、、、、相変わらず学ぶことが多い1年だったなぁと思います。
成長に貪欲なのは『自分で自分をほめたい』ところですが、まだまだ知識が足りない?視野が狭い?偏っている?と自己分析しておきましょう。
先日も『自分の視野が狭い』『いろいろなモノの見方がある』と学ぶ機会がありましたので、今回はそのことをまとめてみます。


さて、あたたけの食品安全・品質管理に関してのスタンスは、『過剰なレベルを求めない、適切なレベルを求める』というものです。

なぜこのような考えに至ったか、あたたけの場合は『過剰なことは形骸化する、実践するには適切なレベルにしないとダメ』というものです。
形だけ、文書だけの管理に嫌気がさした結果ですね。
ちなみに、この考え方から行きついたのが『Food Safety-Ⅱ』なんですけどね。

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まぁ、サラリーマンという立場で仕事をしていると、『形だけの管理』もせざるを得ない場面もあるんですけどね。
『エライ人への報告をそれっぽくまとめるために』とかの理由で。特に報告相手に専門知識がないとか、もっとたちが悪いパターンで中途半端に聞きかじっているとかだと、『やっている感』が求められることがありますので。

そんなこんなで『過剰な管理=適切な管理ができない、レベルが低い』と、けっこう感じの悪い考え方を持ち、出来る限り『高さと方向』を考慮して管理の妥当性を確認するようにしています(出来ているかは別問題!)。

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ですが、このあたたけの考え方って、結局は品質管理担当としての目線だったんですよね。
先日、とある会議で『今の時代、過剰な品質要求(いわゆる日本品質)はビジネスリスクになる』みたいな話を聞き、確かにそうだよなぁととても納得しました。

話の流れとしては単純で、『過剰な品質要求・管理をすると基準逸脱が増える⇒その是正に過剰な負担がかかる⇒SDGsに反する⇒商品の不買や原料の取引停止に繋がる』というものです。
※SDGsをどう捉えるかは人それぞれですが、『取り組むのが当たり前』くらいの雰囲気が出ていますので、それに反することはビジネスリスクに直結するでしょうね。

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『いわゆる日本品質』がブラックな働き方の元凶になっていると感じる場面は多々見てきましたので、とてもとても納得したわけです。
まぁ、言われてみれば、そもそもSDGsは『持続可能な開発目標』ですので、『過剰なことは持続できない』という時点でダメなんですけどね。
結論は同じでもいろんなアプローチから導かれる』、裏を返せば『相手を説得する(≒自分の結論に誘導する)には、相手に刺さるアプローチを考える』ということを思い知らされる、めずらしく?有意義な会議だったなぁと思います。

ちなみに『ブラックな働き方は強制労働と同じ』『労使関係の問題ではなく人権問題』だとあたたけは考えています。
食品安全・品質管理担当として、『自分が強制労働の元凶になっていないか』改めて振り返ってみようと思う、今日この頃です。
(さらに言えば、『一消費者として、過剰な品質要求をしていないか』も考えないとダメなんでしょうね。。。。。)


ではでは。
今回はこの辺りで!


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