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駅弁で食中毒! ~こんな時こそHACCPでは?~

こんにちは! あたたけ です。

駅弁で大規模な食中毒が発生していますね。。。。。

さすがにここまで拡大していると、(店舗や物流でも問題があったとしても)大元の製造メーカーでの問題が大きいんだろうなぁと思います。

さてさて、この駅弁たちが各小売のPB品なのかはわかりませんが、まぁ、駅弁ですからNB品(メーカー様仕様の商品)だったんだろうなぁと思います。

で、あたたけの立場(食品小売の品管)からすると、『NB品の品質管理』は悩ましいところです。

当然、店舗での取り扱い方自体は小売の責任です。
まぁ、今回は常温販売可の商品のようですし、これだけの数の店舗が全て、ことごとく直射日光下で売っているということもないでしょう。

となると、『製造時点での管理状況』が大きなカギになるわけですが、NB品の製造管理状況を把握(さらには監査+指導)している会社ってないだろうなぁと思うわけです。

大手の小売さんで個別のメーカーさんに対して監査等をしているのかもしれませんが、『製造メーカーへ小売や飲食業が個別に監査することの相互負担を解消する』というのは食品業界でのここ数年?数十年?の大きな課題だったわけです。
で、作られたのが『GFSI』であり、『食品安全国際規格』ですからね。

さらにさらに、日本としては紆余曲折を経て『HACCP制度化』に取り組んだわけです。
『全事業者でHACCPを義務化』と打ち出した以上、『全事業者でHACCPを活用しての一定レベル以上の衛生管理』を実現するように行政は動いているのか!?と一事業者として思うんですよね。

行政(八戸市保健所?)の正式見解が出ない段階で推測では言いにくいのはわかりますが、本件に関連し『HACCP』とか『国際規格』という話がほとんど出てきていないのはどうなのかなぁと思います。
『複数種類の商品×これだけの規模』ですので、あたたけは『共通食材』か『従業員』の管理(ルールの内容/ルールの実施状況)に問題があったのかなぁとか、冷却ってCCPにしてたのかなぁとか、手洗いとか雑になってなかったのかなぁとか思うわけですが、そういう意見が報道等でイマイチ目立っていないのは、食品安全・品質管理界隈の方々の怠慢ではないかとすら思えてきます。
(で、推測でテキトーな理由を上げている人たちの意見が目立つ。。。)

なんにしろ、このような事故には巻き込まれないように&起こさないように気を引き締める今日この頃です。

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ではでは。今回はこの辺りで!

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