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映画ドラえもんのび太と空の理想郷を鑑賞して (ネタバレなし)

映画ドラえもんのび太と空の理想郷(ユートピア)を2回見に行きました。
幼い頃から毎年劇場に足を運ぶドラえもん映画ですが、今年度のテーマはとにかく深かったです。

まず、悪者について。
理想郷に登場した「悪者は本当に悪者なのか」
表からみたら悪者でも当事者にとっては正義なのかもしれない。悪者って可哀想な人で縋る場所を探しているのかもしれないなと。

同時に「自分の足で歩いていくこと」についても考えさせられました。この世界で当たり前のように行っていることや考え方が「当たり前のことではないのかもしれない。」
周りに流されてしまうこともあるけれど、自分で考えて行動することの大切さが訴えられているように思いました。

そんな今作ですが、特に大きなテーマは「そのままで素晴らしい」だと思います。
心があるから、人はぶつかってしまう。
それは時に悲しくて酷いことかもしれないけれど、心があるからそう感じることもできるのだということ。
ゲストキャラクター ソーニャが言う
「ダメなところが好きに見えます」という言葉はとても心に残りました。

みんな得意不得意があるから
「そのままで素晴らしい」のメッセージはドラえもんらしく、あたたかい気持ちにさせてくれました。


🎞文中に収まりきらなかった 映画のpoint


今回脚本を担当したのはドラマ「コンフィデンスマンjp」などでお馴染みの古沢良太さんです。物語終盤の伏線回収が古沢さんらしく、おもしろかったです。

物語中に昨年(2022年)公開の映画ドラえもんのび太の宇宙小戦争に登場したゲストキャラクター、パピくんやパピくんのロケットが映り込んでいたのはファン必見でした…

主題歌 NiziUよりParadise は
テーマである「そのままで素晴らしい」を訴える歌詞になっていて映画とセットで聴くと間違いなく涙腺が緩みます。

ドラえもんとのび太くんの絆があまりに熱い今作をより多くの人に見ていただきたいです…!



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