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がんと共に生きる 53 抗がん剤7クール目が終わり。

がんのことを書くことも減ってきたくらいには、忘れていたりしますが、抗がん剤の7クール目が終わりました。点滴をやめてから副作用がほぼないので、なんとか7クール目が終わりました。3月30日に術後の経過検査でCT(造影剤)検査をしてきました。結果は6日に出ます。そして6日に内科の診察も入れてもらったので、6日から抗がん剤のラスト、8クール目が始まる予定です。

今は6日の結果が良いことを祈るのみですが、世の中は私のがん生活などは置いといて、コロナウィルスのことで持ちきりです。感染の不安ももちろんありますが、それ以上に人の心が苦しくならないか、とても心配です。まちづくり系の友人たちは飲食や宿泊など、まちのサービス産業を行っているケースも多いので、軒並み、この自粛で、経済的に苦しい状況に追い込まれています。

以前、こちらの記事にも書きましたが、「がん」と診断された方々の自殺率は一般の自殺率より24倍、高いとこちらの本には書いてありました。心の不安、経済的な(治療費、仕事ができなくなるなど)不安、社会的なつながり(仕事や地域との交流など)がなくなる不安など、様々な不安が人にはあります。

体の不安だけではないところで人が「死」に向かってしまうこともある。
その状況だけは避けたい、避けてほしい。
自分が「がん」になったことで、より敏感に客観的に今の状況を見られている気がします。

そして今は対面で会うことが難しい中、オンラインのツールや文字情報でSNSなどでやりとりしているのを見ると、誤解や言い過ぎだったり、違う意見の方を論破しようとし、ものすごくつらい言葉のやりとりが飛び交っているのを見ると、心が辛くなるだろうなと。見ている人も、当事者も。

スーパーで食料や日用品の争奪戦を見ていると、そのうち戦争にでもなるのではないかと思うくらい、取り合い合戦が起きている。本当に食糧が尽きたときが怖い。窃盗や殺人が普通に起きるような世の中には倫理的になりにくいかも知れないけれど、自殺は増えるかも知れないと考えてしまったり。

目の前に起きている出来事を眺めながら、私にできることは、やはり「傾聴」しかないのだと、改めて自分に戻り、どう伝えるのか、会えない、集まれない中で何を発信すべきなのか、毎日、自問自答しながらやっています。

まずは一人一人の心が平和でありますように。presenceから全ては始まると私は信じています。






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