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シェア店舗RoCAという場所で

CLUB HUBlicのコンセプト自体は、自分の中ではミッションだと思っているので、前々から温めていたことでもありますが、まさか自分がワークスペースを開設するということまでは考えていませんでした。ただいろいろな想いが重なって、今回決断したので、そのあたりについてもお話しできたらと思います。

熱海銀座のシェア店舗RoCAという場所は、「熱海の奇跡」あたみでまちづくりをずっと積み重ねてきた市来広一郎さんがリノベーションまちづくりの最初の拠点として2012年にカフェを開いた場所です。

RoCAとは、Renovation of Central ATAMIの頭文字をとった名前で、ここから始まり、ここが中心なんです、熱海のリノベーションまちづくり。

2017年にRoCAを閉店し、シェア店舗として生まれ変わったときに、本来は3店舗入る予定が、2店舗しか入らず、この3年半、奥のスペースだけが空き店舗になっていました。

アクセラレータープログラムの題材になったり、市来さんの会社の社員さんが事業計画を考えたりしてきた場所。でもなかなか事業として成立するものが見つからず空き店舗のままでした。

そんな中、昨年のコロナ禍で自粛要請が出た際に市来さんの会社(machimori)が社員向けに起業家育成プログラムを導入し、さまざまな事業企画を考えることを2ヶ月かけてやりました。

その際に一人の社員が、この場所への熱い想いを持って、街にダイブし、いろいろな人にインタビューやヒアリングをして、どんな場所にしたいのか、どんなニーズに答えたいのか、それがどんな地域課題を解決するのか、奮闘して考えている様子を見ていて、私自身の心が揺さぶられました。

ここの場所の価値と地域課題と私のやりたいことがパシッとはまる音がしたのです。「ここでやるのは、私なのだ」となぜか空からミッションが降ってきたのです。

そして色々な人に相談する中で、誰も止めなかったw
みんな「いいじゃん!」と言ってくれて、事業計画をつくることになるのです。

RoCAという場所から始まったまちづくりの想いをつなぎながら、この場所で生まれたつながりが多々あったと聞くので、そのつながりも継続しながら、シェア店舗のみなさんの想いも活かしながら、熱海銀座に価値を残しながら、そして私自身が実現したいことを実現できたら最高だよねと。

あと何より、私自身が熱海の居場所としているクアルトがそこにあるという存在価値が一番重要で、クアルトが万が一、移転することになったら、私も場所ごとついていくつもりなくらい、クアルトという場所の価値が大きいです。

どれひとつ欠けていても私は意思決定できなかったと思います。
プレッシャーもありますが、どんな価値がここから生めるかワクワクします。

闇雲に始めるわけではなく、ちゃんと現場を見て、周りにヒアリングして、自分の考えをぶつけてみて、ちゃんといい形で実現するイメージが描けたから始めるんです。数字も大事だけれど、ビジョンも大事。論語と算盤、ロマンとそろばんなど、いろいろな言い方はありますが、両方見ながら、これから走りますよ!

さぁ、今日、着工です。もう戻れないーwがんばります^^。

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