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熱海の崖に家を建てる 竹の伐採進捗と山の中で水をどうする問題

みなさん、こんにちは。ゆりです。
年末年始、いかが過ごされたでしょうか?
私は地道に竹の伐採を進めながら、ショールームを巡ったり、銀行にローン申請に行ったりと、熱海の崖の家実現にむけて、なかなか多忙な日々を過ごしました。

今日はその中から、竹の伐採の進捗報告と、この先の竹炭づくりに向けた思考実験からお届けしたいと思います。

熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House
自腹でケーススタディしながら
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。
熱海Case Study House

間違い探しのような地道な作業

前回、森の整備の記録をお届けしたのは4か月前、8月のことでした。
放置竹林の先にある楠さんを救出するまでの顛末。

改めてこの記事を読むと「最後の1段の放置竹林を整備しつつ、残されたヒノキの森の侵入竹を伐採します」と抱負が書いてあります。
それから約4か月。年末12月30日も、年始1月7日も休まず作業。毎週とは言わないけれど、結構真面目に通って伐採作業をしていました。

それでも、ヒノキの森の侵入竹伐採はまだまだ終わりません。

もう嫌になるくらい、侵入竹多すぎ。

侵入竹エリアの竹を弱らせようと、「メーター切り」というのをしています。その名の通り、1mくらいで切るというもの。
写真でみると墓標のようですね。

侵入竹エリアを下から臨む

竹で苦労されている方のブログなどを拝見すると、「地下茎を枯らして新たなタケノコを生やせない強力な竹枯らしの効果あり」とのことで、10年も継続すると根絶やしにできるのだとか。たしかに、昨年の今頃メーター切りにしたものは、色も茶色に変わり、弱っているようにみえます。

侵入竹エリアは、3本に1本はヒノキが枯らされています。中にはすでに倒れてしまったヒノキも。倒れたヒノキを片づけながら、竹を伐採して、枝をはらい、動かせる重さに分割し、積み上げながら片づける、の繰り返し。
冬でも汗をかきます。ポジティブに考えると、無料の有酸素運動です。

ちなみにこの日のbeforeとafterの写真を添付します。
どこが進んだのか、まるで間違い探しの写真のよう。20-30本は伐採したのですけどねえ。。

Before
After ほぼ同じ場所から撮影していますが、印をつけないと何が変わったかわかりません。。

溜まった竹を竹炭にしたい

侵入竹エリアで苦戦中の私。
それでもさすがに今年中には侵入竹エリアの竹伐採は終わるんじゃないかと思います。
とすると、積み上げた竹をどうするかが次の課題。

チッパーなどを入れるのは物理的に難しいので、以前実験したMOKI社の無煙炭化機を使って、竹炭にしようと考えています。一番最初に伐採した竹は1年半くらい経過し、乾燥は十分。竹炭にするとしても、実施時期は梅雨。当然リスク低い時期に実施します。

問題は、消火・竹炭化するための水なのです。
我が家は水道を引かない可能性があるので(小規模分散型水システム、簡単に言うと雨水を浄化して暮らす)、家が建っても家の水を山の中まで降ろしてくるのは現実的でない気がします。山で竹炭をつくる日はトイレの水が流れないとか、嫌ですよね。

竹炭用の水、どうしよう?

山の中で雨を集める仕組み

家の水を雨水でまかなうならば、竹炭の水も雨水でまかなえばよい!

「雨葉ネット(雨水簡易集水ネット)」というものがありまして、これを使ってはどうかと考えています。

腰を痛めた両親が畑に水を運ぶ重労働を緩和させたいという思いから開発した集水装置だそう。世の中、同じような課題を抱える方っていらっしゃるんですね。

これを竹林エリアに設置し、必要な雨水が貯められるか実験してみたいと思います。
これもまた、ケーススタディ。

まとめ

竹を伐り始めて1年半。まだまだ終わりません。
侵入竹を伐り終わっても、竹炭にしたり、もうすこしすいたりするでしょうから、そもそも終わりなんてないのですけどね。
そうこうしているうちに、家が建つといいなと思っています。
年末には、小規模分散型水システムを提供している会社に意見交換に行ってきました。この話も目途がついたらご報告します。 

ケーススタディハウスと銘打っただけあり、なかなか進みませんが、皆さんの力を借りてなんとか実現したいと思います。

本年も、熱海の崖に家を建てるシリーズ、ご愛顧くださいませ!

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