見出し画像

Unreal Editor For Fortnite(UEFN)を触ってみた

最近、Xのタイムラインで見かけることが多くなった #UEFN について、実際に試してみました!
まずはこちらの動画を御覧ください。

すべて弊社でUEFNを活用して制作したワールドです。
なかなかのクオリティを感じていただけたのではないでしょうか?
今回の記事では、これからクリエイターに求められるスキルの一つになっていく可能性もあるUEFNについて、ご紹介していきます。

Unreal Editor For Fortniteについて

この記事をお読みの方の多くはご存知かもしれませんが、改めてUEFNについてご紹介します。
Fortniteには以前からクリエイティブモードが存在し、オリジナルのゲーム、ワールド(島)の作成が可能でした。 
2023年3月にUnreal Engine 5をFortnite向けにモディファイしたPC専用のエディタが公開され、ゲーム開発やビジュアル表現の自由度が大きく向上しました。
それがクリエイティブ2.0=Unreal Editor For Fortnite(通称:UEFN)です。

アセットのインポートにも対応しているのでオリジナルの素材が使えるようになったり、プログラミング言語「Verse」によって表現できる遊びの幅も広がりました。UEFNが登場したことで、Fortniteはメタバース空間としてさらに活用しやすくなったといえます。

メタバース空間としての魅力


次に、Fortniteのメタバースとしての魅力を考えてみます。
GDC(Game Developers Conference) 2023のEpic Games講演では、Fortniteの月間アクティブユーザー数が7,000万人であると発表。(映像の1:04:52付近)
登録ユーザー数ではなく、月間アクティブユーザー数ですから、すごい数です。

そして、様々なプラットフォームに対応している点も大きな強みです。
PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox One X、Nintendo Switch、Nintendo Switch Lite、Windows、Android(モバイル端末)など、クロスプラットフォームで動作します。
※iOSに関しては現在非対応


月間アクティブユーザー数の7,000万人に加えて、様々なプラットフォームにてクロスプラットフォームで動作することはメタバースとしてとても大きな魅力となります。

Fortniteの特長

Fortniteは、他のメタバースプラットホーム(Roblox、Zepeto、VRchatなど)と比べるとフォトリアルな表現でも分があります。
メタバースの価値は仮想空間内の多様性、コミュニケーション、リアリティをどのように表現するか。もし仮想空間内にてリアルな体験に価値を持たせたい場合は、Fortniteは最適な選択肢です。

テストで車の模型をフォトグラ(写真からリアルな3DCGを生成する技術)してFortnite内に取り込んでみました。

画像のようにフォトリアルな品質で空間へ配置することが出来ています。

車の模型をフォトグラしてみました

カタログのように車両を展示することも可能ですし、構造を紹介するコンテンツを制作するといった活用法もあると思います。

UEFNの良かった点、悪かった点


UEFNが登場したことで、空間のデザインや設計の自由度が格段に増し、Unreal Engine 5での多彩なビジュアル表現も可能となりました。
そして、さまざまなプラットフォームで且つクロスプラットフォームで動作するメタバースとしても利用できます。
自由にオブジェクトを取り込み、オリジナルのゲームを手軽に作れて、遊べるようになった点はゲーム業界およびメタバースにおける革命であり、多くの可能性を秘めています。

もちろん、改善して欲しい点もあります。
例えば、現在は動画をゲーム内に取り込み、表示させることができません。
メタバース空間としてパブリックビューイングを実施できない、LIVE会場として利用が難しい点などは残念です。(アップデート希望!)
もちろん制約は他にもあり、基本はFortnite(Epic Games)の大きな枠組みで動作することが条件です。
Fortniteの特性を理解し、メタバースを構築することが重要といえるでしょう。

株式会社ataliでは、Roblox・fortnite・Zepeto・VRchatなどのメタバースプラットホームでの独自ワールドの制作を行っております。
xRとマーケティングのプロである我々が、メタバースを一過性のものではなく、ユーザーとの新しい接点を創出するマーケティング手法としてプランニング、制作いたします。

ぜひお気軽にお問い合わせください。
<お問い合わせはこちら>


この記事が参加している募集

マーケティングの仕事