【後悔しないため】大学院修士の現実と問題点の解決法

こんにちは。Ataktsです。これまで散々大学院進学を進める記事を書きましたが、大学院進学に過度な期待を持っていませんか?

実際に大学院進学をして憔悴している友人もいます。大学院に進学すると待ち構える現実はどんなものなのか。また、私なりの良くない現実への解決法は何なのかをお伝えしようと思います。

よくある後悔、実際の現状

1. 思ってた内容と違う

研究したいと思っていた内容と実際研究室で行われている研究内容が異なっていた場合。やりたくない研究を最低でも2年続けなければいけません。毎日毎日がとても長く辛く感じてしまうと思います。あまりに研究をしたくなさすぎて、だんだんサボるようになり、結局ボロボロの修論発表をすることも...充実した大学院生活を送るためにこの問題の解決は必須です。

解決法

まず、研究室に入る前の段階で自分のやりたいことが果たしてその研究室でできるのかを確かめると良いです。会社も研究室も結局相性です。研究室訪問や、メールを送るなどで研究内容について教授などに聞き、自分のやりたい研究内容を伝えることで、なるべく好きなことを研究にできる様に努めてください。

入学後に自分のやりたいことが出来なそうだと思った場合は、まず指導教員にその旨を説明し、理解を仰いで見ては如何でしょうか。指導教員が提示した研究内容と自分が行いたい研究との兼ね合いを見極め、お互いが納得する研究を探してみると良いと思います。それでもやはり何か違う!と思った場合は、指導教員の了承を得て、別の研究者の下で研究することもできると思います。大学便覧を見てみると大抵の大学ではその大学に在籍しながら、研究機関をまたいで別の研究者のもとで探求活動を行えるみたいです。その制度を用いるのも手だと思います。

2. 多忙で心が瀕死

研究室にはコアタイムといって毎日例えば「9時から17時まで研究室にいること」などの時間的制約がある場合があります。仮にそれがなくても指導教員からの無理難題に向き合ったり、発表会に参加するための原稿、ポスターを作成したり、セミナーでいちゃもんをつけられたりと多忙になることが多いです。中にはそれに耐えきれずに中退する学生もいます。

解決法

最も楽な方法としては研究室に入る前に、研究室訪問を行うことでリスク管理をすることです。その際にコアタイムの有無や卒業生の状態などを聞き、忙しさを推測してみてください。自分が耐えられないと思うほど忙しいだろうと思ったら、その研究室に入るべきではないでしょう。また、(教員によりますが)意外と指導教員は怖くないです。疲れている場合は、思い切って今「日は休みます!」とメールを打ってばっくれても何ら問題ありません。日本の大学院の場合、こちらはお金を払っている立場です。強気にいきましょう。

研究室訪問の際の質問集はこちら↓


3. 閉鎖気味の環境で憂鬱

火山の研究や昆虫の研究などフィールドワークをする場合はあちらこちらを飛び回っていますが、そのほかの研究では基本は毎日同じ部屋の同じパソコンに向かい、同じ実験室で実験する色あせた日常を過ごすことになります。閉鎖された環境での代わり映えのない日々は気持ちを憂鬱にさせますし、モチベーションも下がります。

解決法

とにかく外出することを心掛けると良いです。息詰まった時は大学内でもいいので少し散歩をしてリフレッシュすると研究の効率化に繋がります。私は森の大学(小山大学)出身なので研究の合間に良くキャンパス内を歩き回っていました。また、研究のスキを見計って小旅行に出てみてはいかがでしょうか。私はパソコンさえあれば割とどこでも研究できるので、思い切って愛媛県に旅行したいな、と思っています。

4. 色恋なし!!!

良く新社会人の友人に言われます。「社会人は出会いないよ〜」

いや、大学院でもねーよ!!!

大学院は男が圧倒的に多いです。女少ない。なのでまず男は女子が少ないがために出会いがほとんどありません。また、草食系男子の溜まり場なので、草食系女子はそのまま進展がないまま卒業してしまう様です。そもそも一緒にデートする時間はあるのでしょうか?

新社会人の友人は会社の友達と遊びに行ったり晩ご飯を食べたりしているそうです。くそ羨ましい。

解決法

なし。あきらめましょう。

強いていうならアルバイトやボランティアなどで交流の幅を広げることでしょうか。まあ、社会人でも出会いないそうですし、個人によりますし、はい。

5. 金銭的問題

お金がありません。バイトする時間も少ないですし、なかなか研究をしていると学部生と同じ様なシフトも入れることができないかもしれません。

解決法

TAや補助金で食い凌いでください。指導教員にお金がないことを相談した私は積極的にTAの仕事を振ってもらえる様になりました。それでも贅沢な暮らしはできないでしょう。

最後に

ブラック研究室なんでいう名詞ができているのですから、大学院はそこそこしんどいものだと思われます。それでも私は大学院に進学して良かったと思えるのは、やはり研究内容が好きだからだと思います。大学院生活を有意義なものにする様に頑張ってください。

ご覧いただきありがとうございました。



あなたの100円を私のシュークリーム代として使いませんか?