23.04.11歴史上稀な時代の世界規模では安全地帯

やっと別れを告げられた。

毎回熱が出るほどの息苦しさをもう過ごさなくていいのに、完全に透き通った気持ちにもなれない。

まあまあボロボロになったのに、少しでも苦しくなかった時間があるだけで何でこんなに全部終わらせた後までもズブズブ刺してくるんだろう。

ボロボロさを無闇にだしちゃうと、腐った死骸に涎を垂らしながらたかるハイエナみたいのがどこからともなくたかってくる。

ここは掃き溜めだから、チリとかクズとかにまぎれて大丈夫なことにしてほしい。許してほしい。

お前なんかに褒められたって絶対可愛くはならないって決めてるってあの子も言ってた。

かわいいものは大好きだけど、かわいいは似合わないし、ベッドの4分の1をぬいぐるみにうばわれながら幸せに休日の大半をベッドの上で過ごしてるけど、見られたくないからいつも全部押入れに閉じ込めてる。

絶対僕のかわいいを大切にしてくれないから、
汚される前に全部押し込める。

3日置きに知らない人に夜ご飯に誘われて、
前を向いて歩くのがしんどくなったけどSNSは平気で使ってるから絶対誰も理解できない。

消えるのこわいからこのままでいるみたいな、そういうこと誰にも言えないわけじゃないけど、「わかる〜」が本当にわかるのかわからない。

このままでも全世界規模で考えれば楽勝に生きられるくらい安全なのに、そう言うことを考え出すと不安すぎて気が違いそうになる。

寝るのを忘れた。
午前中に設定した宅配便の漫画を受け取れるように今のうちに寝ろ。そしてピザポテチの明太子味をしける前に食べろ。

2000年前の世界はいつでも剣とか矢にぶち抜かれてトドメもちゃんと刺されずに苦しみに悶えなきゃいけなかったし、100年前の世界は爆弾で一瞬で全てを失っても文句も言えなかったのに、
なんて平和で安全で漠然と憂鬱な21世紀。


#日記 #エッセイ #コラム  


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