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仕事をスムーズに進めるためにやりたいこと。 〜認識合わせと相手に対する理解〜

こんにちは、あしたのチームでUIデザイナーをやっている戸田です。
最近帰宅すると9ヶ月になった息子が、自分を見つけた時に「えぁっ」と言ってくれて癒やされます。

さて、今回はプロダクトを作ったり、チームでスムーズに仕事をする時に大事だと感じることについて書こうと思います。
主には「お互いの認識合わせ」「相手に対する理解」の話になります。

認識が合っていないと…

なぜ認識が合っていることが重要なのか。例えばですが、

イェーイ、今度BBQやろーぜー。
いいねー、やろやろー。
役割決めとこーぜ。
俺場所取り担当ー。じゃあ俺食材担当ー。じゃあ、火起こし担当はお前で、道具準備担当はお前な。

---- 当日 ----
ウェーイ、楽しみだぜー。
肉いっぱい買ってきたぞー。
いいねー。
火つけようぜー。
あれ?炭は??
火起こし担当「え?道具準備担当が買ってくるんじゃないの?」
道具準備担当「いや、炭は火起こし担当が持ってくるのかと。。」
え!?誰も買ってきてないの???

なんてことに。。

しっかりとコミュニケーションをとっておくということなのだと思いますが、各自思っていることが微妙に違っていることもあります。
そこで言語化、可視化してみんなで認識をそろえられるようにするのが大事かなと思っています。

認識を合わせておくべきことは様々ありますが、今回は一つの機能を開発する時に前提条件をどのように共有するかという点で考えてみたいと思います。

認識を合わせるためにやるとよいこと

ペルソナ設定
ターゲットが誰なのか、ということもサービスを考えていく上でとても重要になってきます。
あしたのチームはBtoBのサービスを作っていますが、対象の企業規模が10人なのか、100人なのか、1000人なのかでユーザーの行動、体験は変わってきます。企業規模や役職、担当業務範囲など細かくイメージできるように作っておきます。

6W2H
課題を多面的な切り口で考察するフレームワークです。

・Who(誰が)
・What(何を)
・Whom(誰に)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Why(なぜ)
・How(どうやって)
・How much(いくらで)

自分も実際に以下のように前提となる情報を整理してから議論をしていくようにしました。

このようにすることで、誰を対象にしているのか、どこを目指しているのかということをメンバー全員で同じ認識を持つことができます。
議論がズレていくことを防ぐことができると思いますし、迷った時には立ち返る場所になります。

ステークホルダーとの確認
現場で業務をスムーズに進めていたとしても、ステークホルダーとのコミュニケーションがうまくできずに、プロジェクトが止まってしまったり戻ってしまったりすることもあり得ます。実際自分も業務をしながらそのような経験がありました。
そんな時にいいなと思った考え方がこちら記事の中にある「UXデザインの原則をステークホルダーに適用する」というもの。

記事では以下のように言っています。

ユーザーの頭の中に入って、ユーザーが何を望んでいるのか、何を必要としているのか、何が問題なのかを理解すること。私たちはそれらを理解するためにかなりの努力をしているが、私たちが一緒に働く人々に同じ原則を適用できていません

……

同じように、ユーザーの動機を理解せずに、Webサイト上で行動するようユーザーを説得することはできません。彼らの中の突き動かすものを理解していなければ、ユーザー体験の優先順位を決めるよう同僚を説得することも同様に不可能だ

私たちはユーザーに対しては、より良い体験や価値を提供しようとユーザーを調査し、ユーザーが納得できる説明をしようとしていますが、社内のステークホルダーに対してはそのように行っていないということですね。

ステークホルダーを説得するためには、相手に対してもしっかりとリサーチして理解することが必要だということです。
確かに、自分とは立場も置かれている状況も違い、達成しなければならない目標も違う相手に対して、自分のやりたいことだけをただ伝えても理解してもらうのは難しいのかなと思います。

私も業務の中で相手に説明をする時、特に何かお願いをする必要がある時は相手への有益性も伝えるようにしました。
自分がやろうとしていることはこういう目的があって、あなたに対してもこのような有益に繋がります、と話すことによって、理解し納得してもらうことができるのではないかと思います。

まとめ

・チームで仕事をする上でしっかりとお互いの認識を合わせること
・そのために、情報を言語化・可視化して共有すること
・ステークホルダーを説得するために、こちらからステークホルダーを理解していくこと

これらによってお互い不幸になることが起こらず、少しでも仕事をスムーズに進めていくことができるのではないかと思っています。


冒頭のようなBBQの際にもみんなで美味しいお肉が食べれますね🍖

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