笑えばいいと思うよ
悩んでも解決しないこと、そもそも悩む必要のないことを深刻に悩んでしまうことに悩んでいる。
夜寝る前に色々と考えこんでしまい、最終的に「なんでどうせ死ぬのに生きてるんや」などに行き着いて眠れなくなり、絶望感にさいなまれながらスマホを灯して“あなただけのタイムセール”で買い物をするような支離滅裂な日々。
家族、友人、同僚それぞれに悩みはあるやろうし、本人にとっては深刻なのやろうけど、やっぱり自分の悩みは誰よりも深いと思ってしまう。思いたい。
うんことちんちんしか歌詞に登場しないキラーチューンを聞かせてくれた3歳当時の甥っ子も小学3年生になり、学校というコミュニティのなかで何かしらの悩みをかかえているかもしれない。
ポジティブになりたいしなりたくない
「失敗は糧」「人生楽しんだもん勝ち」などと屈託無く言える人をうらやましく思う。
(ポジティブミューズの剛力彩芽は、「無視されるより悪口を言われるほうがいい」と、ネット上の批判をはじけるダンスで跳ねのけていて憧れる。)
一方の私は、仕事でもプライベートでもしょうもないことでこの世の終わりほど悩み、冒頭の日々を送る。
でも根本では、ポジティブな人を斜めに見ているようなところがあるし、#感謝 #日々成長 #自分磨き などのタグ検索をしては悪態をつくなどの、けして自慢できない趣味をもつ。
ポジティブになりたい、なりたくない、という迷宮をさまよいながら生きていることが、私をまた悩ませる。
素直になりたいけどなれない
ポジティブになりたいのと同様に、素直になりたい、という憧れもある。
容姿に自信がない私は自らに「ブスは器量」という呪いをかけていて、恋人に対してもわがままを言えず、全てを許容してしまった結果、恋人たちは羽を盛大にのばして浮気をした。
そして私は恋人に木綿のハンカチーフをねだることもせずに、自ら幕をひく。そんな元恋人たちは私との思い出をピカピカに美化して「いい子だった」と回想していると噂に聞く。
自分の全てを許容してくれて、実家のオカンみたいなご飯をつくり、浮気にも気づかずに尽くしてくれた女として、「いい子だった」と。もはや亡霊のように私を評する元恋人たちよ、不幸であれ。
ポジティブと素直は似ていて、どちらも自分に対する自信がないと発揮できない。なるべく自分を肯定しようと心がけてはいるのだけど、いやな部分ばかりが目につく。
碇シンジに学ぶ
エヴァンゲリオンのシンジ君は、ネットでも「厨二病」などと揶揄されることが多いけど、私は彼にシンパシーを感じている部分がある。
「誰も分かってくれない」「僕なんていらないんだ」
などと殻に閉じこもりながらも、愛されたい、認めてほしいという想いが人一倍強い。正直やっぱりちょっと引くし、めっちゃめんどくさいなと思う。近くにおったら確実に嫌う。
そんなシンジ君を見ていると、自分のことを冷静に見ることができるし、こんなことで悩んでる場合ちゃうぞとやる気が出るような気がする。
答えのない悩み、ネガティブの波に襲われそうになったときはシンジ君を思い出しながら、自分にこう言ってあげる。
「おめでとう!!!」