オリエンテーリングで巡る品川のパブリックアート
こんにちは、@ARTです。
皆さんは「オリエンテーリング」というスポーツ競技をご存じでしょうか?
オリエンテーリングとは、地図を頼りに指定されたチェックポイントを巡り、所定の順序でゴールを目指すスポーツです。今回、このオリエンテーリングにパブリックアートが組み込まれた新しいコースが登場しました。アート鑑賞とスポーツが一体となったこのコースを紹介し、その面白さをお伝えします。
オリエンテーリングとは?
オリエンテーリングは、地図やコンパスを使ってチェックポイントを効率よく巡り、最短時間でゴールを目指すスポーツです。自然や街中を舞台に、地図読みや方向感覚を鍛えることができます。また、チームや個人で参加できるため、幅広い年齢層に楽しまれています。
品川・天王洲エリアのアートオリエンテーリングコース
今回紹介するコースでは、チェックポイントの約半数が街中のパブリックアート作品となっています。参加者は、彫刻や壁画などのアート作品を鑑賞しながら、オリエンテーリングの楽しさを味わえます。
オリエンテーリングは下記のアプリ「NaviTabi」をスマートフォンにインストールすることで楽しめます。
ぜひコースやルールの詳細は、NaviTabiで「品川宿 しながわ運河まつり2023」と検索してご覧ください。
以下ではこのコースに含まれるパブリックアート作品のうち代表的なものを幾つか紹介します。
三島喜美代 / Work 2012
こちらの巨大なくずかごの彫刻作品。ゴミとして捨てられているアサヒビールを始めとした様々な商品パッケージは、全て陶製でできたリアルなもの。オリエンテーリングのスポット中でもひときわインパクトを残します。
日比淳史 / 間合いの地
人類の文明の象徴である「鉄」が朽ちて土に変えるさまを表現した彫刻作品。作品上部の綺麗なシルバーとは対照的に、下の造形物は茶色の錆が強くなっており、上から下にかけて時の流れを表しているようにも見えます。
Stachu Szumski(スタフ・シュムスキ) / Oracle Bone Script Connection
漢字の祖先ともいえる「甲骨文字」を題材にした壁画作品。濃い灰色の建物になじむように、生き物とも文字とも取れる様々な絵が描かれています。
伊藤 誠 / TAP
彫刻家・伊藤誠氏による大きな黒い彫刻作品。TAPと名付けられたこの作品は、シンプルな造形ながらも、軽快に両足でダンスしているようにも、音符のようにも見えます。スポーツをしながら思わず気分が明るくなる作品です。
いかがでしたでしょうか?
実際にアットアートメンバーでもオリエンテーリングでパブリックアートを巡ってみましたが、体を動かしながらアートを鑑賞するというなんとも新しい体験ができました。
普段は芸術鑑賞がメインで「運動はちょっと」という方でも、パブリックアートを巡るオリエンテーリングでは、アート鑑賞とスポーツの楽しさが一度に味わえます。アート作品を目指して進むことで、普段気づかない街の魅力や歴史を発見できるだけでなく、運動も楽しめます。
@ARTではその他様々なパブリックアート作品を紹介しています。ぜひ下記のサイトもご覧ください。
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