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その日のベストでOK

子どもたちのその日のベストを受け入れてあげること。そして、「それでいい」と背中を押してあげること。

「今の成長段階の中でベストを尽くしたんだね。」と思いながら子どもを見ていきたいなと思います。

今日もこちらの本から考えたこと。

北欧の幼稚園では遊んだ後、子どもたちが続きをやりたい場合はなにか特別な事情がない限り、片付けをせず、そのまま置いておくそうです。

子どもたちの遊びは、大人でいう「仕事」と同じだから、先生たちも尊重していて、製作途中の作品(積み木など)は残しておきます。
それ以外のものを子どもたちが自主的に片づけたら「これも必要ないんじゃない?」などと先生がやり直すことはしません。

大人の手を加えるということは、子どもたちに「これではいけないよ」と言っているようなもの。

子どもたちは自分のせいだと思って大人の顔色を無意識に伺ったり、自分の意見に自信がもてなくなります。

こうしてほしい、ああしてほしい、こういう子になってほしいと言うのは、大人のエゴだということを認識しておかないと。

大切なことは、子どもたちのその日のベストを受け入れてあげること。

そして、「それでいい」と背中を押してあげることだということです。



思い当たったのは、
長男(3歳)が「ピッカピカだよ〜!(全部食べたよ)」と毎回お皿を見せてくれますが、
「本当だ、いっぱい食べれたね!」などと話しながらも、私はヨーグルトやご飯粒などをスプーンで集めて最後の一口を口に入れています。
毎日やり直してしまっています。
「このやり方が正しいんだよ」と言わんばかりに。
「あなたは完璧にできていなかったよ」と伝えてしまっているのかもしれません。

大人がつい、無意識にやってしまっている些細なことで、子どもは自分の意見に自信がもてなくなってしまう、自己肯定感が下がってしまう可能性があります。

北欧では、大人が手を加えて教えるのではなく、子どもの言動を
あなたの今のベストを尽くしたね
とそのまま受け入れて、
それでいい
と背中を押してあげることで、安心することができるという考え方。
そしてその安心感から、自分の興味のあることを楽しんで学んでいく、主体的にやりたいことを突きつめていきます。
親がやった方がいいと思うこと、子どもにやってほしいことを子どもにさせる、という考え方は北欧にはないそうです。

目の前の子どもの姿を見て受け入れ、それでいいよと背中を押していきたいなと思います。

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