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ほぼ悪口

国会中継を部分的に見た。
総理大臣が既得権益を守ろうと必死になって答弁している姿は、怒りを通り越して滑稽に見える。
しかし、現実にはたとえ嘲笑であれ、笑っていられるだけの余裕はない。

減税をアピールしたいのだろうが、給与明細に減税額を明記しろというのには驚いた。
システム改修でも、備考欄に手入力でも、どれだけ手間やコストがかかると思っているのか。

年末調整や確定申告で一括して減税すればいいじゃん。
それまで待てないんだったら、給付が手っ取り早かったじゃん。
自分一人の手間じゃないんだよ。
たとえちょっとした思い付きでも、そこから派生したたくさんの手間が、大勢の人の時間と労力とお金を奪うんだよ。

などと思うのは、私の職歴で給与関係が多いから。
毎年、秋から冬は年末調整、冬から春は確定申告の仕事に就くことが多い。
期間限定は、ゴールが見えているので多少居心地に難があっても我慢できるし、終わりの日を指折り数えるのもわりと好き。
最終日は満面の笑みである。
でも、今年はやらないつもり。

毎月の源泉徴収で引ききれなかった分も計算して年調しなくちゃならない。
そもそも、源泉徴収は、戦時の軍費確保のためのものでしょ。
胸糞悪いったらない。

胸糞悪いといえば、凝りもせず「燕は戻ってこない」を見てしまった。
そして、やっぱり吐きそうになった。
ファンのかたがいらしたら申し訳ないが、セラピストだかなんだか知らないが結局のところ売春男であるダイキが気持ち悪くて(特に声としゃべりかた)、ついに早送りしてしまった。
基(稲垣吾郎)が、不妊に悩む妻に自分の精子を見せてはしゃぐのも、とてつもなくキモイ。

前々回の感想で、代理母の報酬300万では安すぎると書いたが、前回案の定リキは1000万を要求した。
でも、1000万でも安いと思う。
で、仲介業者プランテの料金1000万はぼったくり。

姑(黒木瞳)の価値観や感覚が、以前私の姑だった人にあまりにもそっくりなので、逆に親近感を覚えてしまった。
なんでもランク付けする人。
そうそう「こういう人いた、いた!」って、過ぎた昔の思い出に悪口を言う感じ。
もう、その「魔の手」「魔の口」がけして私には届かないとわかっているから。

ちなみに私は、初めて「息子の恋人(結婚するかもしれない相手)」として元夫の家を訪問したとき、姑になる人は私に70点と付けた。
そこで即座に点数つけるかなぁ。。

リキの友達テルが、卵子提供では借金は返せそうにないから自己破産すると言っていたが、不妊治療と破産と両方知っている私は、1000万もらっても毎月毎月あの診察台で脚を広げて痛くて屈辱的な思いをするなら破産のほうがマシだと思ってしまった。
最初は苦手だと思っていたテルがまともに見える。

来週の予告を見たが、さらなる吐き気もの。
登場人物の誰一人にも感情移入できないのに、どうして私、見ているんだろう?

少子化が問題なのはわかってるけど、政府をはじめ「産めよ増やせよ」っていう風潮になるのは嫌だなぁ。


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