見出し画像

【エッセイ】うつ病の気力ゼロ問題

うつ病の困った性質に「気力が湧かない」というものがる。

MAXで絶不調な時は無気力すぎて、やらなければいけないことだけではなく、映画を見たり漫画を読んだり音楽を聞いたりと言った趣味さえできない。(正確には趣味が先にできなくなる)
けだるさが常に頭を支配しており、健常なときのように「やる気でないな~……。よっしゃ!一発気合を入れて取り組むぞ!セイッ!」みたいなノリでは突破できない最難関の壁とも言っていいかもしれない。

そのせいで自分自身を「サボってる駄目な人間」だと思っている人も少なくないだろう。
少なくとも僕はそう思ってしまう。
「違うんだよ」と自分で言い聞かせても、理解ある人から言われても、そう思ってしまってどうしようもないのがこの気力ゼロ問題の弊害のひとつだ。

「何もできなくなる⇒自分は駄目人間だ⇒消えたい⇒余計に何もできない⇒自分はダメ人間だ⇒消えたい⇒何もでき(略」という無限ループが完成する。

そんな時、うつ病などの抑うつ状態の人はどうやって対処をしているのだろうか。

……まあわかる。
わかっているとも。
対処方法なんてものはない。

僕は頓服を飲めたら楽になるのはわかっているのだが、ピクリとも体を動かす気力が湧かず、頓服さえ飲みに行けないことも少なくない。
そうなったら本当にどうしようもない。
ただベッドの中で虚空を見つめて、ひたすら黒い感情に襲われている間、耐え続けるしかない。

もしXやTikTokを見ることができるなら、見ていたら良いと思う。
事故的にさらに心が沈む情報を目にする危険もあるが、ただ一人でネガティブ思考をぐるぐるさせているよりはマシだと思う。
とにかく、黒い渦から脱出できるまで耐えるしかない。
そして動けるようになったら頓服を飲もう。
それしかない。

もし、いい対策方法を知っている人がいたら教えて欲しい。

なお、今日は気力がゼロではないけどまあまあ低い日なので、いつもとは違って思ったことをつらつら書いて文章も推敲せず投稿することを許してほしい。

僕はこんな感じで、明日も生きていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?