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【エッセイ】日本男子バスケの躍進(オーストラリア強化試合)

ついさきほど、男子バスケットボールチームがオーストラリアチームと試合が終了した。
結果は引き分け。
引き分けってどういうこと?という人もいるかもしれないが、お互いの強化が目的の「強化試合」であり勝敗が必要なものではないから延長戦がなかっただけだ。

内容はというと、とても素晴らしい試合だった。
バスケ経験者だからわかるのか、ひとつひとつのプレーの凄さを実感する。
未経験者の人も、すごさは伝わっているのだろうか。
思わず見とれてしまうようなプレーの数々。
昨日はどうやら1点差負けだったらしい。
どうせなら勝って欲しいが、世界4位のオーストラリア(TOKYO2020では銅メダル)にここまで戦えるという姿を見せてくれただけでも、1バスケファンからするととても嬉しい。

スーパープレーの数々に、試合終了前から涙を流しているお客さんもいた。
その気持ちはとてもわかる。
ライブの、特に現地にいる人にしかわからない、心に来るものがあるのだ。
僕も久しぶりに声をあげ、手を叩いて応援をしていた。
「まるで漫画」
と、一緒に見ていた兄と話したほど、自分にとっての理想のプレーを目の前で繰り広げる日本代表に感嘆の息を漏らす。

バスケを良く知らない人でも、これから訪れるパリ五輪はとても見ものとなると思う。
なぜなら、世界で日本人が通用しないと言われた時代が長く続き、ようやくの田伏選手のNBA進出から20年。
今ではNBAでも日本人選手が試合に出て、パリ五輪の切符まで手に入れるところまできたのだ。
日本によるバスケ界の下剋上を目の前で見られるかもしれないということになる。
身長が180にも満たない選手が世界という舞台で活躍するところも見ものだ。

このまま躍進が進み常勝チームになり、世界で勝つことが当たり前となってしまえば味わえないのがこの期間ということだ。
ぜひ、このチャンスに便乗して日本を応援してみてはどうだろうか。
そして、少しでもバスケが日本でもっと盛んになったら嬉しい。

パリオリンピックを楽しみに、僕は明日も生きていく。

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