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意識高い系ショッパー#オランダバナシ#11

こんにちは、オランダのアスナです。
文章を書くことと人間観察が
すごく好きなので、
#オランダバナシ で生活の一コマを
書いてみることにしました。    
いつまで続くか分からないけど、
読んでもらえたら嬉しいです。


//応援したいお店に一票入れよう//

何度も言っていて、
いつも読んでくださっている方には、
「また言ってる」と
思わせてしまうかもしれないけれど、
オランダは、ロックダウンが続いていて、
色んな店が閉まってから長いこと経つ。

最近ふと、


商品やサービスだけじゃなくて、
店の人や、店のコンセプトとか、
総合的に見られて、
買い手に選ばれる時代だなぁと思った。

「もう大量消費の時代ではなく、
自分に合うもの、欲しいものを
しっかりと自分軸で選んで、
それを持ち続ける時代だ!」
なんて言葉もファッション誌で
よく目にするようになった。

流行りのモノに左右されない
時代になるらしい。

こんなことを
自分ごととして考え始めたのは、

私が住んでいるオランダの市報で
「本を買うならAm◯zonとかではなくて
地域の書店で買ってくださいね〜」
っていう、文言を見てからだ。

これまで一冊の本を買うにも、
とりあえず簡単に、
そして、素早く手に入る方法で
買うことしか考えたことがなく、
自分最優先な買い物というか、
買い物のプロセスには、
特段何の思い入れもなかった。

でも、ロックダウンとなってから、
社会の動きを何となく見ていても
分かってくるのは、

地元で頑張る店がどんどん疲弊していること。

多くの人は、身近なお店が閉鎖したら、
大手サイト、大手メーカー、
ポイントが貯まる、
いつものオンラインショッピングサイトで
買い物を済ませちゃうのだろう。

だから、
徒歩圏内のお店がどんどん閉店していく。


身近なお店が
ロックダウンで閉鎖しているから、
目にも留めなくなった人が多いけど、

ドアは閉じているが、
動いていないわけではなく、

地域の小さなお店だって
オンラインショップを立ち上げて
この危機を乗り越えようとしている。

いつもの道を散歩していると
一見シャッター街になってるが、
まだ、お店は死んでいない。



雑貨屋も洋服屋も、
店の窓に大きく、
QRコードやお店のホームページのURLを
白いマジックで大きく書いて
アピールしている。

皆、生き残るために必死なのだ。

なんだか、そんな社会の変化を見て、
私も、たかが買い物、されど買い物、
買い物でちゃんと応援したい、
生き残ってほしいお店を選ぶ、
責任感みたいなのが小さく芽生えてきた。

//何となくはやめて買い物に想い入れを//

私もフリーランスになってから
サービスを提供する側の大変さとか、
苦労とか、すごく痛感している最中。

しかし、無名でも、
表に出たことがなくても、
自分オリジナルのサービスを
選んでくれる人がいると、
奮い立たせられるし、
選んでくれる人のために
頑張り続けたいというエネルギーが
湧いてくるのを知った。

だからこそ、いま、
たかがノートであっても、靴下であっても、
これからも存在し続けてほしいお店を
意識的に選ぶようになった。

このようにして、

「意識高い系ショッパー」になってから、
買い物にめちゃくちゃ時間が
かかるようになったのは
言うまでもないのだが、

たかがノートや靴下であっても
手元に届いた時の満足感や、
お店に自分の想いをちょっとでも
投資した感覚がなんとなく気持ちがいい。 

これは、
適当にポチった買い物では感じられない感覚。

何となく買ったものって、
その程度の好きさだから、
断捨離するときに
一番にゴミ箱入りしたりする。 

でも、
思い出や思い入れがある物は
長い年月が経っても
共にしたいと思えることが多いから、
お金も無駄にならないし、見るたびに
「私がこれを選び抜いたのだ!」なんて
自己満足に浸れる。
つまりいつまでも、
いい買い物したって思えるから気分がいい。

みなさんも、去年から今年にかけて、
買い物感、変化したでしょうか?

好きなお店、応援していきたいですね!

それでは、最後までお読みいただき
ありがとうございました。

オランダの一コマ、
これからもお楽しみに。

Doei!

Instagram @hinokiasunaro

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