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【第18回】プラケニル(ヒドロキシクロロキン)と低血糖。「手術時のプラケニル」どうした?

本日は、プラケニルのレポートの中で、いつもと違って「番外編」的なお話です。

昨年の大腸憩室炎の手術時に、プラケニルをどうしたのか、についてお話ししたいと思います。

大腸憩室炎の闘病についてはこちらの連載に>【連載】難病SLE患者が大腸憩室炎をこじらせた闘病記

結論から言うと、

実は、

手術前から中断していました。

「手術だから中断した方が良い」という話ではないと思いますが、私の場合(私の大腸憩室炎の手術において)は、と言うところを強調してからお話ししますね。

この時の手術に至った経緯で、大腸の病気でした。そして、食事がまともに食べられていない。

と言う、前提があります。

プラケニルを飲んでいる方はご存知でしょうが、

プラケニルの副作用に

「低血糖」があります。


私は、9月15日から入院していましたが、ほとんど食事が食べられていなかったので10月の初め頃になると、

空腹を感じたなと、思った次の瞬間、

突然、

手の震え、動悸、冷や汗、からあくび、眠気・・・など

今までになかった症状が急に出てしんどくなることがありました。

何度か経験しているうちに、

「これは、低血糖症状なのでは!?」と、思い、

ネットで調べたらまさしくそんな症状・・・

これはいけない

「飴ちゃん食べてみよう」

と、

ご飯が食べられない私は、「飴玉」をいつも持っていたので

食べてみたんです。

すると、スーッとしんどかった動悸や震えなどの症状が取れていきました。

それをナースや担当医に伝えて、血糖値を時々、症状が出た時には測るようになったんですが、

多少下がっているものの、70mg /dlを切ることは一度もなく、

ブドウ糖を取らねばならないほどはひどくない。

しかし、

手術では、腸を切るのだから腸を空っぽにしておきたいので、

手術前になると絶食になると、

外科医はじめ内科の担当医たちにも

予想されていたことと思います。

手術の前になると、

今以上に、厳しい栄養状態になることがわかっていたので、

「手術中に、低血糖を起こしてはいけない」と言うことで、

10月上旬からプラケニルは中断となりました。

え、中断して大丈夫なの?SLEが悪くならない?と心配になりますよね。

SLEのもう一つ大きな治療薬「プレドニン」(ステロイド)は、

飲み始めた頃から

「勝手に中止してはいけない」「ショックを起こす」と、

プレドニンを飲んでる人はみな

散々、医師から言われていることと思います。


プレドニンは、飲み忘れが続いたりすると「ショック」を起こして、大変危険な状態になるのですが

(プレドニンを飲んでいる人は、副腎がお休みしてるから)

プラケニルは、

半減期(薬の血中濃度が半分になる期間)が、めちゃくちゃ長いのです。

半減期50日ぐらいと書いてありました。

>https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00065746

上記リンク先ほか、「プラケニル半減期」で検索したら色々出てくると思います。

と言うことは、

中断しても、血中濃度が下がっていくのが緩やかなので、手術が終わってご飯が食べられるようになってからプラケニルを再開しても、大丈夫!ってことになります。(1ヶ月ぐらいはなんとかなりそう)

と言うわけで、プラケニルは中断して、手術にのぞみました。

手術の内容により、プラケニルを中断するか、そのままかは、それぞれ異なると思いますので、主治医とよく相談してくださいね。

私の大腸憩室炎の手術では、プラケニルは中断しましたが、中断によって、何か悪影響があったと言うことはありませんでした。

幸い、SLEの数値も、良好です。

「プラケニルは、半減期が長い」と言うことを知っておくと

「ぎゃー、飲み忘れたーーー(焦)」って時とかも含めて、

ちょっと安心できることがありそうですね!

私の手術経験談が、お役に立つことがあれば幸いです!

プラケニルについての連載(前回)はこちらに>



大腸憩室炎の連載はこちらに>

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