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あつまれどうぶつの森  叶

わたしには今、熱中しているゲームがある。

あつまれどうぶつの森、通称あつ森だ。

今更?と思われる方もいるだろう。今更で結構。
やり込んだゲームをリセットしてプレイし直すというのもなかなか趣がある。

あつ森をご存知ない方のために軽く補足すると、
無人島に移住した主人公(わたし)が自由気ままに暮らしイベントや島民(どうぶつ)との交流を楽しむTHE平和ゲームである。
わたしの楽しみ方はもっぱら島民との交流だ。

以前のセーブデータを別端末に保管し、
いざあつ森の世界へもう一度。
本当はセーブデータ消してないことなんてわたしのチャーミングさの前には些細な問題である。

わたしに厳選の趣味はないので、
地形を適当に選び早速今回の舞台である無人島に移住。


マイホームとアバター

そしてこちらがわたしのマイホームとアバター。交流した島民に貰ったアイテムを身に着けているのでチェック柄のワンピース×横縞ソックスというハイソサエティな着こなしになっている。


こちらは初期住民の まんたろう さん。

釣りをしているわたしに呼びかけてくれている。

まんたろうさんとわたし


こういう主人公の名前を設定できるゲームでわたしは必ず『名前+ちゃん』をキャラ名に使う。

というのも、例えばいけ好かないキャラクターが出てくるとする。

そいつがよりにもよって絶対君主、セーブデータ保有者のわたしを呼び捨てにするなんて

ポケモンでいえば『にがす』、あつ森でいえば『お引越し』案件だ。決してあってはならない。


だけど安心してほしい。わたしは聡明な平和主義者だ。

名前設定の時点で自身に敬称を付けておく。

これで彼または彼女達はわたしを不用意に呼び捨てることができなくなる。

これを掻い潜って呼び捨てるキャラクターが出てくればわたしの完全敗北、

大人しくセーブデータごと渡そう。

甘んじて果物も運ぼう。

今のところそのような事態には陥っておらずわたしの目論見通り平和に幸せに暮らせている。

さて、この敬称問題は実生活でも直面しがちなところがある。
もちろん親しい人に呼び捨てて貰うのは一向に構わない。
が、傾向的に気軽に名前そのままで呼んでねと思う人ほど敬称を付けてくれ、
敬称付けて呼べよと思う人に限って呼び捨ててくる。
「すみません、あなたとは友達ではないので敬称つけてください。」と言ったことも一度や二度ではない。
こう書くと少し威圧的にも思うけれども、先に無礼を働いたのはあなたなのでと開き直っている。
そして大概それっきり話しかけられない。
ちなみにわたしは『あなたと仲良くなりたい』という顔をしながら『あなたと仲良くなりたい』と表明する才だけは長けている。

話は逸れたが、
わたしの順風満帆あつ森生活は始まったばかりだ。
今後も精力的に島民を勧誘し魚を釣り木を切ろう。

この手のゲームをするとき必ず考えるのだけれども、
わたしは本来木こりのような職業が向いているのかもしれない。
あとなんだか今日の文章、全体的にえらそう。
もしあつまれどうぶつの森が人格に影響をもたらしているのならば、
わたしの名前が敬称付きどころか『被験者A』になるのも時間の問題だ。

それではまた。


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