見出し画像

おかげさまで7周年〜移転・安定そしてノーベル賞へ〜

【はじめに】

おかげさまで当院は2022年8月8日に7周年をむかえました。
みなさまの支えがあったからこそ、こうして続けることができました。
心より御礼申し上げます。

2015年に長野市信州新町の自宅の一室にてスタートした「あすか鍼灸院」。
2022年の3月末をもって小川村の現自宅に移転し、「ハゴロモ鍼灸院」という名前でリニューアルオープンしました。
場所も名前もかわり開業当初のかたちはなくなりましたが、自分の鍼灸院を始めた日として特別な記念日なので、今後も8月8日にブログを更新していきたいと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです。
ちなみに1年前に書いた文章がこちらになります。

さて、当院はいつどこで営業しているのかがわかりづらいため、まずはそれについて触れていきたいと思います。

【営業日】

当院は長野市安茂里(あもり)と自宅のある小川村の2拠点で営業しております。
「安茂里と小川村、営業する曜日は決まってるの?」と、聞いてくださる方が多いですが、今のところ曜日は固定していません。
ご予約をいただいた場所で営業するというかたちでやっています。
今は安茂里に来てくださる方が多く、基本は安茂里で営業、その合間に小川村で営業させていただいております。
もし小川村でのご予約が増えてこのやり方が難しくなった場合は、曜日の固定も考えるかもしれません。

定休日は日曜日と平日のどこか1日を休んで、娘と過ごすことが多いです。
この休み方も娘(年長)が小学生になったら変化するかもしれません。
なにかとご不便をおかけすることがあるかと思いますが、自分自身と家族を大事にしつつ、来てくださるみなさまが少しでも通いやすいやり方で営業できたらいいな、と思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。

【移転】

この春、信州新町から小川村に引っ越しました。
はじめに書いた通り、住まいの引っ越しにともない信州新町でやっていた鍼灸院を小川村に移転することになりました。

移転したことにより信州新町で通ってくださっていた方々は遠くなってしまい、大変なご迷惑をおかけしました。
にも関わらず、ほぼ100%のみなさまが移転後も通い続けてくださっています。
車の運転があまり得意でない中高年の女性は、最短ルートの山道ではなく、わざわざ遠回りして有料道路を使って来てくださっています。
そこまでして来てくださる方がいることが、本当に嬉しいです。
心より御礼申し上げます。

ご一緒に過ごす治療の時間が、ますます人生を充実させる助けになるよう、鍼灸と人間性に磨きをかけていきます。

引っ越した先の小川村の方もちらほらご来院くださるようになりました。
おそらく村で唯一の鍼灸院だと思うので、ご近所の方に当院のことを知っていただいて、必要な方に治療をお届けしたいと思います。

※8/6の豪雨の影響で小川村のあちこちに被害が出ています。
被害を受けた方、そのような方々をサポートした方たちを対象に8月末日まで【チャリティ治療】として無料で治療を行っています。
お問い合わせお待ちしています。

【夢】

引っ越して3ヶ月ほどが過ぎた頃、あることに気がつきました。

「結婚して幸せな家庭を築くこと。鍼灸で生計を立てること。自然豊かなところで暮らすこと。
10代、20代のときに思い描いていた夢がいつの間にか叶っている…!!

もちろん、今後も家庭と鍼灸をより充実させる努力をしていきます。
一方で夢が叶ったとしたらこの先は何を目指そうか?と考えました。
ちょうど七夕の季節だったのもあり、願い事について思いを馳せるタイミングでした。

「何でもいいから叶えたいことを言ってごらん。」と言われたら何と答えるか。
(よかったら読んでくださっているあなたもご一緒に考えてみてください。)

私は「世界中のお母さんを笑顔にすること」という願いが出てきました。
世界中のお母さんが笑っていたらその隣にいるお父さんもきっと幸せで、そんな2人の愛をうけて育つ子どもたちを見てみたいな、と思いました。

「いやいや、世界中って規模がデカいわ!」というツッコミの気持ちも同時に湧き出たけれど、「自分の個人的な小さな夢をさっさと叶えて、全体の幸せにつながる大きな夢を叶えにいきなさい」というような文章を読んで納得し、この大きな夢をそのまま持ち続けていこうと決めました。

さて、夢を持つのはいいけど、実際のところ何から取り組んでいくか…。
始めたのはトイレ掃除です。
毎朝自宅のトイレをすみずみまでキレイに磨くのです。
そのときにポイントがあって、夢を口にしながら掃除をします。
私の場合「私は世界中のお母さんを笑顔にします」とぶつぶつ言いながらトイレを磨いています。
これで何かが変わるのか?!と半信半疑なところはありますが、毎日唱えることで抱いた夢を忘れることはなさそうです。
夢や願いが叶わない最大の理由は、時がたつと夢を忘れてしまうからだ、と本で読んだので常に夢を胸に抱くという意味でこの方法はよさそうです。
これは今はまっている崔燎平さんという方の著書と動画の中で知りました。

トイレ掃除以外にやってみたのは、身近な人に夢を伝えること。
さらに夢仲間をつくって、月イチで「1年後こうなっていたい」という目標を確認し、応援しあっています。
大きな夢を抱きつつ、目の前の小さなことにコツコツ丁寧に取り組んでいきたいです。

【日々の取り組み】

「世界中のお母さんを笑顔にする」が遠くの北極星のような、指針となる目標。
そこに少しでも近づくために、今やる事を3つ決めました。

・毎朝、夢を口にしながらトイレを掃除する

・自分の両親を笑顔にする

・夫が家で開く学習塾(9/23オープン予定)に合わせて、保護者が笑顔になれる場所をつくる

トイレ掃除は先に書いたので、他2つについて説明していきます。

・自分の両親を笑顔にする
子供の頃、自覚はなかったけれど親に笑顔でいてほしいと強く思っていました。
「世界中のお母さんを笑顔にする」という夢も、心の奥深くにある「母を笑顔にしたかったけど、できなかった。」という気持ちから生まれていると思います。

私の母は4人の子供を育てることに疲れていたのか、ソファーに横になっている姿をよく見たおぼえがあります。
愚痴やため息が多く、父ともよく喧嘩をしていました。
小学校低学年のとき「お母さんはよくソファーで寝ています」と作文に書いたことがあります。
それを読んだ母は目に涙を浮かべて「もういい!〇〇ちゃんの家に遊びに行っておいで!」と言いました。
母を傷つけたくて書いたものじゃなかったので、当時の私はビックリして、そして自分を責めました。
今ふり返ると「もっと母と一緒に楽しい時間を過ごしたい」という気持ちがその作文のかたちになって表れたのだと思います。
このエピソードと同じようなこと、つまり親がいっぱいいっぱいで子供と楽しい時間を過ごすことがままならないことは多くの家庭で起こっていると思います。
子供はそんな環境に一生懸命、適応しようと頑張り、自分を責めたり、おし殺したりしながらいい子でいようとしているのではないかと思います。
親が悪いというものではなく、社会がそうさせている部分もあるし、世代を超えて受け継がれている負の連鎖でもあると私は考えています。
親自身も親の親からそのように育てられたのでしょう。

「世界中のお母さんを笑顔にする」最初の一歩として、まず自分の親とのわだかまりをほぐし、負の連鎖を断ち切ることに尽力したいです。
とは言ったものの、実の親子っていうのは難しいもので、今まで母の些細な言動に腹を立ててきました。
その背景には長年母から抑圧され、コントールされてきたことに対する怒りがあります。
この感情と向き合いつつ、できる範囲で取り組んで行けたらいいなと思います。
※この文章を書いている間にも「親子って一筋縄ではいかない…」と思う出来事がありました。
本当に無理のない範囲でやっていこうと思います…。

・夫が家で開く学習塾に合わせて、保護者が笑顔になれる場所をつくる
「家で塾をはじめようかな」と、ある日夫が言いました。
小川村に引っ越して1ヶ月半が経ったときのことです。
もともと夫は子供への関心が高く、勉強が得意で教えるのも上手だから、私の方から「塾やったらいいじゃん」と何度かすすめたことがありました。
今までは乗り気じゃなく「やらないかなぁ」と答えていた夫ですが、小川村の規模感がよかったのか、広い古民家という環境が手に入ったからか、急に夫の方から言い出しました。
いえ、正確には私が「あなたは女性と子供にしか興味がないのだから、塾でもやれば?」と、身も蓋もないことを言ったら夫がすんなり受け入れました。
今までずっと乗り気じゃなかったから、背中を押した張本人である私もビックリしました。
何ごともタイミングっていうのがあるのでしょうね。

そうと決まれば私も一緒に何かやりたい!

鍼灸の治療中にお母さん達から「子供の習い事の送り迎えがたいへん…」というお話をよく聞きます。
ならば送り迎えをするのが楽しみになるように、保護者がワクワクすることをしよう!そんな場所をつくろう!と思いました。

子供が塾で勉強している間、保護者の方たちと別室で一緒に陶芸、お灸、セルフケアの話、オープンダイアローグをつかった家庭内での対話の工夫…などをできる場をつくる予定です。
塾の帰りの車内で「ボクは今日こんなこと習った!」「お母さんはこんなの作ったよー!」という会話がはずんだら、仲介者冥利につきます。

保護者サロンの利用料金に関してですが、母親という立場の人は子供にはお金を使えても、自分自身に使うことを躊躇する傾向があるように思います。
抵抗なく通っていただけるように、できれば格安でそんな場を用意できるといいなと思っています。
自治体からの補助も受けられるなら受けたいですが、そのへんのことはわからないので追々調べていきます。
なにか知恵があれば教えていただけると幸いです。

【ノーベル賞】

もし本当に世界中のお母さんを笑顔にできたら、これはノーベル平和賞に相当する価値があると思います。
子供の頃から伝記を読みあさって、偉人研究をしていた私にとってノーベル賞は憧れです。
ノーベル賞という響きだけでテンションが上がるので、ノーベル賞を本当に受賞したらどんなスピーチをするか、試しに書いてみました。
現実では至らないことが多々ありますが、思い切って成功者になったつもりで書きました。
ご了承ください。

・ノーベル賞のスピーチ
このたびインナーウォー(内なる戦争)を終わらせ、世界中のお母さんたちを幸せにしたという理由でこのような栄誉ある賞をいただくことになりました。
今までノーベル賞を受賞した女性たちは、例えばマララさんのように銃撃をあびながら悲惨な状況下で声をあげ続けた人が多かったと思います。
なぜ私のようなどこにでもいる主婦が、危険でもない日本で平和賞を受賞することになったかと申しますと、攻撃の銃は他者から向けられるものだけでなく自分が自分に向けていることも多々あることに気がつき、それがなくなるように尽力したからです。
日本での暮らしている人のほとんどは、命の危険がない環境で、食べ物も十分に食べることができ、温かい布団で安全に朝をむかえます。
それでも心や体の不調を抱える人が多くいます。
まずはあたり前の幸せを幸せだと感じられる時間をつくろうと思いました。
おかげさまでたくさんの人の支えによって、子育て中の女性たちが安心して過ごせる場をつくることができました。
この場をかりて支えてくださったみなさまに、心より御礼申し上げます。
お母さんたちの心に余裕ができたことによって、自分にも他人にもあたたかく接することができるようになっていく様子を身近でみていきました。
何度感動して涙したかわかりません。

子供がいる女性たちにアプローチしたことで家庭全体が明るくなり、子供たちにも変化がでました。
自分のことも人のことも大事にできる子がどんどん育ってきました。
彼らが担う未来は明るいと確信しています。

私はこのノーベル賞の賞金でこれから母親になる10代後半〜20代前半の女性たちにむけた学校をつくります。
そこでは自身が健康でいるためのセルフケアの方法にはじまり、家事、育児、夫のサポートのやり方、もし夫が鬱で働けなくなったとき家計を支える方法などを学んでいただきます。
講師は子育てを卒業したベテラン主婦と主夫の方々です。
ひと昔前までは家庭で受け継がれてきた世代間の知恵が核家族によって絶たれてしまいました。
血のつながった家族でなくても信頼していざというときに頼れるつながりを、この機関で育めたらいいなと思っています。
孤立する母親がゼロになる日は目の前です。
完成したあかつきには、ぜひ遊びにいらしてください。

あとがき

この文章は前半は自慢話、後半はホラ話で構成されていました。
そんな中、最後までお付き合いくださり本当にありがとうございます。
「あすかさんが何か言ってるな」くらいの気持ちで受けとっていただくのがちょうどいいかと思います。
「自分だったらどうだろう?」と、ご自身の夢に思いを馳せるきっかけにこの文章がなれば、ものすごく嬉しいです。
ホラを吹くのはタダでできるので、よかったらあなたのホラをご持参いただき、こんどホラ吹き大会しませんか。
ホラ、夢が叶いそうな気がする。
逆にホラーじゃない?
などなどおもしろいことがいっぱい。
ごめんなさい、ダジャレが言いたいだけでした。

生きているといろんなことがあるけれど、今を丁寧に生きて、未来への希望を持ち続けたい。
この文章は1年後の自分自身への挑戦状でもあります。
ブログを書くにあたって毎年この時期に1年前の文章を読み返すので、1年後の自分にメッセージを渡すことができるのです。
2022年の私はこんな夢を語っているよ。
2023年はどれくらいそれに近づいた?
近づいてなくてもいいけど、日々を楽しく生きる工夫をしてる?
どんな気持ちで1年後この文章を読むことになるのか、楽しみです。

最後に、こうして落ち着いて文章を書けるのは住まいが安定して、気持ちが安定しているからです。
小川村のみなさま、わが家をあたたかく迎え入れてくださって本当にありがとうございます。
ますますステキな村になるよう、私も力を尽くしたいです。
そして最後の最後に、いつも支えてくれてる夫と娘に感謝の気持ちを述べて結びとさせていただきます。
いつも本当にありがとう!
これからもよろしくね。

全部読んでくださって、本当にありがとうございます(^^)

堀井あすか




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?