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アスカの随筆

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記事一覧

大雨タクシー

 天候不良や電車の遅延、人身事故などで出勤や帰宅困難になることは、まあ年に何回かはあるだ…

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袖振り合っても多少の縁の話

 数年前の初夏の日差しがまぶしい季節だった。当時某晴れの国こと某大都会で一人暮らしをして…

1富士2赤3鉛筆

 センター試験を2回受けたが、2回目はなかなかスリリングだったので、回顧してみる。当日は家…

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何事もよく理解していなかった話

 中学生の時、体育祭のポスターを制作した。燃える青春をコンセプトにした。その当時、文化大…

ティーンエイジの甘酸っぱい思い出の一つや二つ

 ないんだな~これが(笑)。陰キャで、勉強も部活も全部中途半端な高校生だった。浮いてたわ…

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ドルチェアンドガッバーナの思い出

 浪人生とはとかく視野が狭くなりがちである。偏差値=己の存在価値だし、国立>私立だし、な…

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箱崎キャンパス一景

 あれは今からちょうど7年前、大学1年生の冬の寒さが厳しくなってきたある日のことだった。当時の学部1年生用のカリキュラムには、週に1回、箱日と呼ばれる日が存在した。この日だけは昭和バスに乗って緑豊かな伊都キャンパス、ではなく、筑肥線と貝塚線を乗り継いで箱崎キャンパスへ赴き、専門課程を履修するのである。 学生たちは、地下鉄の一日乗車券を買うかどうかを毎週悩み、箱崎九大前駅の係員に姪浜からの乗車券を結局交換してもらい、歴史あふれる大講義室へ向かったものだった。 さて、わたしの通

鍵失す者のナレッジ

 大学1年生の春から梅雨くらいの、ほんの少しだけの間だけど、たかさんとあごしゃきと、伊都…

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瞳は鋼の強さがある

 わたしが唯一、人に優っているともいえるのはこの視力である。今年の身体測定でも2.0だった…

2組合同の結婚式を挙げた話

 また夢日記になってしまうのだが、今朝誰かと結婚式を挙げる夢を見た。「意中の殿方が夢に現…

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応募者全員サービスのときめき

 こんばんは。今日は誰もが一度は到着を今か今かと待ち望んだことがあろう、応募者全員サービ…

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10年後のわたしへのメッセージを検証する

  こちらは、高校三年生の頃の非常に簡素な卒業文集である。前半のプロフィールや、家族へ、…

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加護亜依様と1メートル

 日々、このnoteにしたためるネタ探し。今日は適当にカメラロールを眺めて見つけたこの日のこ…

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てれび戦士になりたかった話

 イーテレ、NHK教育テレビは、少なくともわたしたちの世代では、全国の子供たちを文字通り教育する役目を果たしていたと思う。わたしが大学生になって、あんなに大好きだったテレビなしでの生活も平気になって、6年弱にもかかわらず、その間定期的に集金の人が自宅を訪問してきて、毎回「うちにはテレビがないんですよ、部屋は言って確認しますか」と説明をするのに骨を折ることになるのはまた別の話。朝から夕方まで、⑫チャンネル(当時)をつけていていたような気がする。  朝は教育テレビ。学校に行くた