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2組合同の結婚式を挙げた話

 また夢日記になってしまうのだが、今朝誰かと結婚式を挙げる夢を見た。「意中の殿方が夢に現れた…これは両思いだわ!」という平安貴族話でなくて申し訳ないのだが、今日もなかなか楽しい夢だったので、記録しておく。

 わたし、わたしが秘かに思いを寄せる男性、わたしの親しい友人の女性、友人が秘かに思いを寄せる男性、の男女2ペアがあり、どちらも周りからはもう明らかにお互い好き同士でしょ~!と思われているのだけど、全員今一歩が踏み出せずにやきもきしている状態。
 一歩先に進みたいと、わたしは友人が思いを寄せる男性に色々相談しているうちに、その男性の色々な面を知り、少し好きになってしまう。そして、全く同じことがわたしの友人とわたしが片思いしている人にも起こってしまい、何かのきっかけに友人にばれてしまうも、
「好きになってしまったものは仕方がないわ!」と、そのままカップル成立。そして、「気が変わらないうちに式を挙げましょう!」と、母校の高校で文化祭の片づけが暑さでストップしているのを利用して、体育館で2組合同の式を挙げるというところで目が覚めた。
 マーマレードボーイの主人公と彼の両親同士がカップル交換するようなクレイジーさと、急遽にもかかわらずたくさんの人が集まってくれて(夢とはいえ)ライスシャワーをして祝福してくれるというよくわからない夢だったが、面白かった。。。

 ここまでは夢の話ですが、実は過去に本当に2組合同の結婚式を挙げたことがあります。わたしは家庭の事情とやらで、小学校6年生の11月に転校することになり、卒業式もその学校で迎えました。中学もそのまま同じ校区なので、前の小学校の友達と別れるのは寂しかったのですが、中学校の友達と一足先に会うような感覚もあり、それはそれで楽しかったです。新しく入った小学校での思い出はほとんどありません。肺炎にかかり入院し、1か月ほど学校を休むという出来事もありました。担任の先生は優しかったし、同級生もいろんな人がいて、それでも濃い3か月でした。そしてわたしが唯一その小学校で参加した行事は6年生を送る会でした。送る会とはいえ、送ってもらう側も在校生に向けて劇や演奏をするというかなり力の入った行事です。6年生も確か80人近くいたので、班ごとに分かれて「6年間の思い出と〇年後のわたし達」をテーマに劇をすることになりました。仲の良い女の子たちは6年間の思い出の班に多数が行ってしまい、わたしもそちらを希望したのですが、「飛鳥ちゃんはその思い出にいなかったから…」という理由で断られてしまいました。

 そして、わたしが入れそうな班は、クラスでもスポーツで活躍するなど中心メンバーが集まっている男子と、クラスでは休み時間に漫画を描いてそうなメンバーが集まっている女子の合同班しかありませんでした。担任の先生は「みんなもいつか結婚するから、結婚式をテーマにすればいいじゃない!」と言い始めました。最初は双方からブーイングがあったものの、なんと本当にテーマが結婚式になってしまったのです。そして、この陽男子と陰女子の結婚は色々と問題があるので、男子ペア女子ペアでカップルを作ることでひとまず落ち着いたのでした。そして、さらに注目だったのが、先生の推薦で、男子の新婦役をとても顔の整ったクラス1の中心人物のM君がやることになり、とても嫌がっていましたが、段々と様になってきて、それはそれは可愛らしかったのをよく覚えています。

 カラービニールで父、母とかいた衣装やカツラなどの作成は楽しかったのですが、本物の布で作ったウェディングドレスはとても素敵でした。劇中、わたしは参列者にインタビューをする役でしたが、新婦の父役の気迫のこもった「娘はやらん!」。最後に氣志團の結婚闘魂行進曲「マブダチ」にあわせて、当時流行っていた長州小力ダンスで締めるという大傑作でした。

 あれから15年。本当に結婚して子供もいるメンバーがほとんどです。正月に会った時は、本物の結婚式の感想と、あの2組合同結婚式を覚えているか、妙な夢を見たばかりにだけど、15年ぶりにインタビューをしないとね。

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