見出し画像

認知症をテーマにした絵本を読んで思ったこと |終活・エンディングノート・大阪

こんにちは!
大阪で活動している
楽しく生きていくための終活講師 吉原明日香です。


たまたまSNSで見つけた
【とんでいったふうせんは】という絵本を購入しました。

実はこの絵本、
認知症をテーマにした絵本/ なんです。

昨年の9月に認知症と終活講座をさせていただいたこともあって
さらに認知症に興味を持った私が
思わず衝動買いしてしまったこの絵本。

今日はこの絵本を読んで私が思ったことをお話しさせていただきます。

⬇︎ここからネタバレを含みますのでご注意下さい⬇︎



認知症って

•忘れてしまう
•出来なくなることが増える
•暴言をはいたり暴力的になる
•家族が大変

みたいな、どうしてもネガティブなイメージがありませんか??

実は私もそうで、
正直「認知症になる前に死にたい」と思っていました。
でも、長寿化が進む日本人である自分には
「そうもいかんかぁ😮‍💨」という "諦め" みたいなのもあって。

認知症って今では誰にでもなり得る病気なのに
「なってしまったらもう人生終わり」みたいな…😥


でも、決してそうじゃないということをこの絵本で気付かされました。 


この絵本では、記憶がなくなっていくのを
持っている風船(=思い出)が飛んでいくことで表現していて、
少しずつ飛んでいくおじいちゃんの風船に気づいた孫が
最初は傷つき悲しみます。

でも、飛んでいったおじいちゃんの風船が
次は自分が持っていることに気付いて…
という物語です。


そうですよね、本人の記憶からいろんな思い出がなくなって(忘れて)しまっても、それまでに誰かに話していたら、またその人のなかで残り続けていて、"なかったこと"にはならないんですよね💡
"思い出が継承されていく"というか✨

このおじいちゃんは最後、孫のことも忘れてしまい
そのことに気づいた孫が泣いていたら
どうしたの?と気にかけるんです。

そう、おじいちゃんは記憶こそなくしたけど
優しい人のまま
 なんです。

たとえ記憶がなくなっても、"優しさ"とか
"その人自身"の人間性までもがなくなるワケではないんだな、と知ることができて、認知症に対して今までとはまた違う、ほっこりした気持ちにもなりました。

もちろん人によっては、認知症によって
人格が変わってしまう人もいますが
でもそれって、本人が望んだわけではないんですよね。

•認知症になったから何もわからない
•認知症になったから何もできない

ではなく

認知症になっても"その人自身"が変わるわけではない
認知症になっても思い出がなくなるわけではない

と改めて気付かされた本でした😊



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?