マガジンのカバー画像

アベラール

15
12世紀の神学者・哲学者・修道者のアベラールについて
運営しているクリエイター

#カトリック

中世キリスト教修道院における修道の核心その10 沈黙3/3(フーコー) ChatGPTでアベラールとエロイーズ

中世キリスト教修道院における修道の核心その10 沈黙3/3(フーコー) ChatGPTでアベラールとエロイーズ


前回の続きです:

フーコーの「主体の解釈学」における沈黙

 それではこれらの文書を貫く「沈黙」の系譜についてフーコーに基づいて調べたい。そこで調べてみると「主体の解釈学」(筑摩書房)にピュタゴラス、セネカ、エピクテトスなどとキリスト教との関係について記述がある。
 キリスト教時代に先立ち、「自己の実践」における「ロゴス的な聴取」の「純化」をどのようにすべきか、
1 ピュタゴラス派などの「沈黙

もっとみる
中世キリスト教修道生活の核心その1 序論 1ー禁欲・自己放棄・沈黙ー ChatGPTでアベラールとエロイーズ

中世キリスト教修道生活の核心その1 序論 1ー禁欲・自己放棄・沈黙ー ChatGPTでアベラールとエロイーズ


はじめに

 先日お伝えしたアベラールのSic et Nonの継続の前にアベラールが修道活動に対しどのような考え方をしていたか「アベラールとエロイーズ」(岩波文庫 畑中尚志訳)の第8書簡を中心に確認しておこう。
 アベラールは12世紀に活躍していた。アベラールとエロイーズを読むと、アリストテレス、セネカ、オリゲネス、ヒエロニムス、砂漠の師父たち、アウグスティヌスの引用が沢山出てくる。この本を知っ

もっとみる
フランス ヴェズレーの柱頭彫刻 吝嗇と噂好きへの懲罰

フランス ヴェズレーの柱頭彫刻 吝嗇と噂好きへの懲罰

以前からシリーズでインスタで英語で展開している、フランス ブルゴーニュにあるお寺 ヴェズレーの柱頭彫刻。「吝嗇(りんしょく)と噂好きへの懲罰」
先ほどインスタグラムとフェイスブックを更新しました。
あまりに英語がひどいのか、論旨が伝わらないのか、一度も外国人からのコメントがつかず、ある意味助かっている 汗 宗教で喧嘩になるのは嫌なので、負けるに決まってるし。

今回の記事をChatGPTに翻訳させ

もっとみる