スピン5号感想

例のごとく、文芸誌読んだ感想をつらつら綴っていきます。(読んだやつだけね)
今回は、スピン5号。初めての購入(定期購入も初です)
表紙も言葉も良い。紙の質感にもこだわっているようですが、やはり触り心地も良い。それでいて330円である。

①よみのあな/斉藤壮馬
この人声優じゃなかったっけ?と思ったらやっぱりそうだった。でも文章が本読む人のやつだわ。水に潜ると人の声が遠く聞こえる。境界線がなくなり心地良くなる、いつまでもいたくなるってのはよくわかる(息をするのが苦しくなければ)
親知らずを抜く描写、よみ、の意味が重なり合っている。全てを理解はできないが、だいたいわかった、みたいな感じ。

②キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる/最果タヒ
まあ、扉で興味持つよね。最果タヒさん、名前は何回も見たことあるのだけど、作品は初見。今回は宝石の国が題材でそれについての詩。宝石の国は途中まで見た。最初のフォスフォフィライトでやられた。しっかり作品見てんだろなあ。その後の宝石たちは全員知らないんだけど、どんな宝石なんだろうと想像しながら読んだ。もちろん、宝石の国の続きを読みたくなった。ただこれ、連載ストップしてるんじゃなかったでしたっけ?
どうせなら全部一気に見たい…しかも漫画は他に読みたいものも溜まっている。(いつも、たまに漫画喫茶で読むみたいな感じなので、進みが遅い)(漫画喫茶にあまり長居できない)
詩、意外と好きかもしれない。最果さんしかり、新潮の谷川俊太郎さんしかり。

③歌詞 ノンブレス・オブリージュ/ピノキオピー
これ、プロセカに入ってる?(追記:入ってなかった…ブレスオブブレスと勘違いしたかも。)
プロセカを始めてボカロ再燃(といっても興味のある楽曲は限られるかも…)した身としてはまあこの連載はスルーできない。なぜなら、そうでなくともピノキオピーさんの作品、書き下ろしも含めてプロセカにたくさん入っているのだ。
こんな歌詞だったんだ…と驚き。ええ歌詞である。エッセイとあわせて1セットですね。小学生の頃から音楽活動してたなんてすごい。周りと興味がずれていくことは、学齢期は特につらかったと思います。今なら同じ興味を持つ人はどこかにいるし、SNSもあるし、無理に学校に行かずとも大丈夫だとわかるんですけどね…(フリースクールという選択肢もあるね)
今や周りと違っても、それが自分だと肯定できるようになった。それは大学や大人になってから出会った人たちや、学齢期を支えてくれた友人たちのおかげだと思ってます。感謝。
 
④連載往復書簡 最果タヒさんと末次由紀さん
末次さん!ちはやふるだ。これも宝塚の話が楽しそうで、読んでみた。オタクの話聴くのも良いですよね。たのしい。大学の時いつも一緒にいたメンバーで、今でも定期的に集まるのですが、そういうお互いの趣味の話になります。そうじゃなくても人の話聴くの好きです。でも、話すのも好きです。声が大きくなったり、マシンガントークになってることもあり、度々注意されます。特に声量には気をつけているつもりなんだけどな…。
なにかに誘って、実際のってくれるのって嬉しいですよね。わたしは誘われることの方が多くてよくのるんだけど、こないだは予定が入ってて断っちゃいました。残念…また誘ってくれるといいなと思うし、わたしも誘ってみたさはあるかも。いやでも勇気が…全く出てこないです。

⑤連載エッセイ第5回 水にまつわる随想/斉藤壮馬
短編で感じた印象が確信に変わる。さっきした水の話、こっちだったかも。『TIMELESS』が気にならんわけがないだろう。読んでみたい。斉藤さんなんか一人暮らしっぽいけどどうなんやろ。違うかな。

以上です!全てコンパクトな文章なので読みやすいことこの上ない(まあ読書しない人からしたらこの印象は違う気もする)
次号も楽しみにしてまーす!(栞も)




この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?