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好きじゃないものを語る

好きなものや感動したことを書こうと思って始めたnote。

でも先日、フォローしている方が「好きじゃないもの」について興味深い記事を書かれているのを読み、パクらせていただくことにしました。

好きじゃないもの、苦手なものについて、チラッと書いてみます。

ホラー、オカルト

もう本当に苦手です。
映像は特に。
うっかり見てしまったら2日は眠れなくなるほど。

でもなぜか、好きなホラー作家さんがいます。
直木賞作家の坂東眞砂子さんです。

かなり前ですが、同僚から勧められて読んだ「狗神いぬがみ」。

表紙からしておどろおどろしい。
本当に怖いです。私にとっては。
でもなぜか、ページをめくる手が止まらなかった。
背筋がうすら寒くなるほど怖いのに、先が知りたくてたまらなくなるのです。

日本独特の、体にまとわりつくような湿気。
そんな空気感が伝わってくるような描写に、作者自身のお国言葉である土佐弁が妙に生々しくて。
そして不気味な土着信仰や伝承、人々の愛憎。
怖いもの満載なのに、美しく哀しい文章。
あとを引く怖面白さです。

死国」や「蛇鏡」も面白かったですが、私はこの「狗神」が一番好きでした。

おっと、好きじゃないものについて書くつもりが、好きなものを語ってしまいました

バイオレンス、スプラッタ

これはホラー以上に無理です。
映像も文章もダメです。
一生近づかないつもりです。

バイオレンスほどではなくても、人々が大声で怒鳴り合うのも苦手です。

たとえば、ドラマ「半沢直樹」は大好きなのですが、続編になると半沢さんがやたらと怒鳴るようになってしまい、少し辛かったです。原作はそんなに怒鳴ってなかったように思うのですが。

池井戸潤さんの作品の中では、私は特に「空飛ぶタイヤ」が好きです。
出勤ギリギリまで読んでいて、遅刻しそうになった記憶があります。

あっ。
また好きなものに話が移ってしまいました。

G

その名前を書くことすらおぞましい、アイツ。
カタカナ4文字の、黒光りする昆虫。
私は自然も生き物も大好きなはずなのに、コイツだけは死滅してほしい。

それなのに、私の大好きな人をコイツに例えた小娘がいます。

顔みただけで逃げだしたくなるゴキブリみたいなひとです。
ゴキブリの方が意地悪しないだけましだわ。

    「ガラスの仮面」文庫版第20巻より

そこへなおりなさい、北島マヤ。
真澄さんをGに例えるとはなにごとですか。
許さなくってよ。

ああ。
どうしても好きなひとのことを語ってしまいます。

この次からは、素直に好きなものについて語ります。

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