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プロ:アマチュア 7:3

まだスタイリストとしても美容師としても若かった時、好きだった事(技術にしろ接客にしろ)に対しては熱心に練習してました。嫌いな、というか当時は苦手だった事に対しては逃げてました笑

その時、先輩に言われた事。

『プロなんだから』

プロなんだから、嫌いな事や苦手な事を作るな。お前の好き嫌いは出さず、お客様の要望に応えれるようにしろ。


確かこんな感じでお叱りを受けました。正しい!!反論しようがないくらいの世論!!その通りだと思います。

ただねーー…

正しいとは思うけど、この時しっかりはこなかったんですよねー。


ちなみにプロとアマチュアの定義は…

プロフェッショナル・・・略して「プロ」は、本来の意味は「職業上の」でその分野で生計を立てていることを言う。派生として、専門家のこと。ある分野について専門的知識・技術を有している人。そのことに対して厳しい姿勢で臨み、かつ、第三者がそれを認める行為を実行している人

対して…

アマチュア・・・アマチュアはプロフェッショナルでない人物をさす言葉。和語では素人ともいう。一般的には、以下に該当する人のことをさす。①プロや専門家に匹敵する力を持っているが、職業としておこなう為の資格を持っていないか、持っていてもそれを職業としていない人物。②知識や技術を持っているが、その技量がプロには及ばない人。

だそうです。固い表現ですね…。

僕が噛み砕いて受け止めた感じは

職務に徹しクライアント(お客様)の要求に応えてその報酬で食っていけるのが【プロ】
技術や知識はあるけど、やりたい事だけ、好き嫌いでやって、食っていけるかとかとは関係なしでやるのが【アマチュア】

って感じで捉えてます。


今はもう美容師としてのキャリア10年超えてるんで、苦手な事も嫌いな事も別にありません。よっぽどイレギュラーな事態がない限り、失敗しない自信もありますし、無茶苦茶な要求じゃない限りそれに応える自信もあります。SNSやネット関連もまぁまぁ勉強してると思います。

でも、だからこそ

【好き】はもち続けるべきだし、好きは出すべきだと思ってます!

僕はウルフとショートとパーマが好きです。

スタイル撮影も好きです。撮ったスタイルを出す場所はSNSやネットになるので、そっちも好きです。

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それが乗じてフィルムカメラにも手を出して、最初はほぼ独学でフィルムを買い、カメラを買い手探りでやりまくりました。

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一時期はサロンワークよりコンテストやクリエイティブ撮影の方が好きな時期もありました。

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それをやってる時は楽しいし、それを練習する事も勉強する事も苦になりませんでした。直接的にはお金にならない事も沢山ありますが、モチベーションにも繋がったと感じてます。今の僕がある礎になってます。

だから営業後や休みを使って講習受けたり、取り組む事は全く苦痛じゃなかった。

自分がやりたいと思ったことや、好きなことに対しては時間も労力も惜しくないんです。


だから、昔言われた言葉がひっかかった。

プロとしては苦手な技術や分野は作るべきじゃない、それは全くそうだと思います。

美容師に限らず、どの業界でもクライアント(お客様)がいて、要求に応えて報酬をもらって【プロ】として成り立つ。

『それ、嫌いだからやりたくない』なんて、超大物にでもなってない限りそんな我儘通らないでしょう。

でも…

【嫌い】は無くした方が良いんですが【好き】は出していいじゃない!

少なくとも僕はそう思います。というか、僕は仕事がつまらなくなってしまうと思うんですよね。

僕は美容師という仕事を楽しめるから美容師が好きなんです。好きな事も出来るから楽しめる。

1日の多くの時間を仕事に費やすのに、いったら人生の多くの時間を使う仕事に、自分を抑えてただ職務に徹する…

立派な心構えだけど、それは僕には耐えられません。それだけじゃ楽しくない!

誤解はされたくないのですが

好きな事だけやりたい!

ともまた違うんです。

お客様の要望に応えて喜んで貰える事にもやりがいを感じます。

その上で!!!

自分の好きなことをやるのが楽しいんです!

だから仕事が楽しい!

自分の好きなスタイルを打ち出したり、打ち出して仕掛けて、それに反応してくれる人がいるのが嬉しいんですよ! 


職務に徹するのがプロだとして、自分の好きでやるのがアマチュアとしたら

僕はプロ:アマチュア 7:3くらいが理想ですね!6:4くらいでもいいかも。

それが今のところ僕が1番仕事を楽しめる比率!

世の中どのくらいの人が仕事を楽しいと思ってるかは知りませんし、楽しむ為とかじゃなく生活の為とかお金の為に仕事をしてる人もいるでしょう。そういうのを否定するつもりは全くないし、否定出来る事ではないですし。

僕が【プロ】と名乗れるのは美容師しかないので、他の業界は知らないですが、10年以上美容師をやってて、好きで美容師になったはずなのに、嫌いになって辞めてしまった人もたくさん見てきました。

美容師に限らず、好きだったはずの仕事が嫌いになりそうな人は意識してみるといいと何かが変わるかも?

もしかしたら、この比率を狂わしたらそうなっちゃうかも…なんてふと思ってこの記事を書きました。

比率は人によって違うと思うんですが、今の僕は7:3くらいがちょうどいいですね。


どちらにしても10:0は僕には違うんで、このバランスを保って仕事を楽しみたいと思います☺︎






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