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猫詐欺 (笑) に遭ったときのこと ⑦

老猫氏を見送った時から

ネズコを保護した時から

あるいはそれよりもずっと前

私が猫広場の猫たちのお世話を、
他の餌やりさんの後始末を含めて
きっちりこなしてたその時からずっと

Y さんにとって私は、

ワタシ劇場の心やさしい観客で
いつでも何でも都合のいいように動いてくれる
夢のスーパーボランティア

だったんでしょう。



Y さんが狡猾なわりには馬鹿だなあ、と思うのは、
夢のスーパーボランティアの動力源が無制限無尽蔵だと思っていた
ことですよね。

私には心があって、限界もあること。
善意や好意を踏みにじられ搾取された人間が、いずれその対象に
どんな感情をいだき、どんな評価を下すか。
全然想像できないって、すごくない!? (※ ほめてない)






「どうしようどうしよう」 に追いまくられて少々常軌を逸していた私ですが、
猫ボランティアのみなさんがとっても冷静で賢く行動力に富んでいたことが
救いになりました。

1人が (この御仁がもう弟子にしてほしいレベルの出来物でした。今は東京で官僚やってます) 「なんかおかしいですよ」 と言ってくれたのを皮切りに、
出るわ出るわ Y さんの奇行 (※ 異常行動とまでは言わないのは武士の情)。

周辺地域では有名人だったみたい。
猫がらみでちょっと言葉を交わしたことがある御仁もいたそうだけど、
あまりの話の噛み合わなさに、Y さんのことを外国人留学生だと思って
いたらしい (留学生の多い地域なので)。

おそるべき調査能力を有した御仁が、地域の情報通からゲットしてきた
情報によると、Y さん9月の上旬に、■■ (隣県ね) ナンバーのタクシー
2台で午前0時頃に家族と思しき人たちとマンション前に乗りつけ、
そのタクシー2台は朝の6時頃までそこに停車待機し、その後 Y 一家を
乗せ去っていったと。
(私には、ずっと ■■ 県の実家で療養中と言っていた時期に、実は何度か
 こちらに戻ってきていたらしい)

また別の御仁が、9月下旬に猫広場にいる Y さんを見かけ、なんとか
捕まえて話を聴いたところによれば、それまで住んでいたマンションから
別の町内に引っ越したようなことを言っていたそうな。



ポク ポク ポク
チーーーーーーン 💡



ひらめいた。
情報の断片をつなぎ合わせると、こうだ。

 ◦ たぶん、病気というのは嘘
 ◦ なんらかの理由 (おそらく隣人トラブル) でマンションに住めなくなった
 ◦ それで急遽実家に戻り、そこで新しい物件探しをしていた
 ◦ 夜中に一家でマンションを訪れたのは引っ越し準備のため
 ◦ その間の猫の面倒を私に丸投げようとした
 ◦ 最初に ↑ の事情 (期間が長くなること) を説明すると渋られると思い、
   情報を小出しにして延長に延長を重ねた (病気と称すればこちらの
   弱みにつけ入りやすいと思った)

こう考えれば、合点がいく (いや、いかないけど)。
まんまと、してやられたわけです。

ただ、こんなことやらかして、人の信用を大きく損なうってこと
・・・ わかんなかったんでしょうね、ハァ (溜息)。






本当に二十歳前後ですか? ってくらいクレバーな猫ボランティアの
みなさんには本当に感謝しかありませんでした。
バカな私に親身になってくれてありがとう。
これからも猫広場の猫たちを見守ると言ってくれてありがとう 😭

みなさんの未来に幸あらんことを!
(Y さんは Go to Hell でいいと思う)



(あと1回だけつづく)


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