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いきものはすてき

わたしの実家は田舎にある。

敷地が広い分、飼っている動物が多かった。

犬(3~5匹)、猫(3~5匹)、インコ(2羽)、鶏(10羽以上)、魚…

多い時でこのくらいいた記憶がある。いっしょに生活していると、もちろん事件はたくさんあった。今度書こうと思う。

今現在は実家を出て、めだかを飼っている。

家を出てからは2年くらいいきものがいない生活を送ってきたのだけれど、ある日水族館に行った時に一生懸命泳ぐ魚が愛おしくてその日のうちにめだかを買った。

今の時代はめだかは通販で買えるらしい。即日発送だったので、二日後に届くと連絡がきていたのに、次の日には届いていた。

届いていたというよりは不在票が入っていたから青ざめた。

いきものが、ダンボールで暗闇に保管されているという事実にお腹をすこし痛めた記憶がある。次の日の朝、すぐ郵便局に引き取りに行った。

ビニール袋に入れられためだかはとても元気に泳いでいた。

水槽を買ったり、水草や砂を買ってめだかの環境を整える。この工程、意外と大変だった。

水槽はこの円筒の花瓶を買った。気に入ってる。



いきもののすてきなところは、裏表がないところ。

朝11時ごろ餌をあげる。餌をあげる前からみんなこっちに集まってくる。飼われているという意識ではなく、「なんか朝いつもここから食べ物が落ちてくるな。」くらいの意識なんだろうな。すてきだとおもう。

犬も猫も鳥も魚も、うれしいことはうれしいという顔や動作をしてくれる。逆も然り。素直な感情表現は人間には結構難しい。

学ぶことが多い反面、こんなにすてきないきものたちにとって、狭いところにいる一生でいいのかなと思うこともある。そう考えると、自分たち飼い主は飼うのではなくて、飼わせていただいている精神でいるのが妥当だよね。

一緒にいることでなんとなく癒されたり、心配したりすることができると、人間にも同じように接したりできる。ありがたい存在。


いまは稚魚が9匹と大人めだかが10匹いる。健やかに育っているすがたを見るのが好き。無理なことは承知で80才くらいまで生きて欲しい。




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