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ゾンビvs資格

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朝目が覚めると世界は一変 ゾンビが蔓延する世界になっていた! そんな世界で1日も長く生き残る為には どれだけのスキルが必要なのか。 いつか来るかもしれないソノ日の為に 時間を見つ… もっと読む
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2019年3月の記事一覧

資格[03]リンパドレナージュ

「君、大丈夫か?」 病院の前で倒れている若者を発見し このまま放置しては危ないと肩を担いで近くの公園まで移動した しかし彼は足を負傷しているようだ 『大丈夫っす・・・』 自分の足をさすりながら答える彼 何で足を痛めたのか聞いた所 ここまでゾンビから逃げる為に走り続けた事による疲労だった 「怪我をしてなくて何よりだ、どうだ動けるか?」 『いや、もうヘトヘトで無理っす・・・』 こんな状況に出くわした時に 彼の疲れを癒す事で危機を脱出するために リンパドレナージュの資格を取ったよ

資格[04]一級船舶

ゾンビの群れから逃れに逃れ海岸に辿り着いた しかし逃げている間にもゾンビは段々と増え 私は海を背にして完全に包囲されてしまった 逃げ道が無くキョロキョロしていると 小型船が近くに停泊しているのを見つけた 「あの船を動かせたら・・・」 そんなピンチに陥っても船で逃げられるように一級船舶の免許を取ったよ というワケで今回は一級船舶免許のお話 正式には一級小型船舶操縦士免許と言いまして 仕事ではなくプライベートで船に乗るのであれば 航行区域が無制限という最強の免許(ただし

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資格[05]特定小型船舶操縦免許

「ちくしょう・・・この船も燃料が尽きたか・・・」 運よく湾岸で小さなボートを見つけ 海を移動する事で難を逃れてきた だが、そのボートの燃料も底が見えてきたのだ 「ん?!あれは?」 湾岸へ合流する街中の川岸に形の変わった船が停泊している 静かに近づき先客が居ない事を確認し乗船 「これは屋形船といヤツか」 屋根もあるので雨を凌げる しかも船内は畳み敷きだ 久しぶりに気持ちの良い睡眠がとれそうだ だが、私には屋形船を運転する免許が・・・ と、こんな場面でも問題を乗り越

有料
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資格[07]ロミロミマッサージ

狭い車内で息を潜めて数日 やっとゾンビ集団をやりすごす事ができた 久しぶりに車外の空気を吸おうと外にでると 足に痺れを感じた 「エコノミー症候群か・・・」 いつゾンビに追われるかもわからない今 少しでも早く自分の足を回復させたい そんな時にリンパを流し浮腫みを取ったり 筋肉を緩め血流をよくするロミロミを覚えたよ 当時はリンパスクールもソコまで数が無く 偶然選んだのがココ「チャイニックボディカレッジ」でした ただ、私が卒業するあたりから悪い評判が聞こえてくるようにな

資格[08]食学

今日もゾンビから逃げつつ食料を求め彷徨っていると 無料精米所を見つけたので遠くから様子を伺う 人影は無いが膨らみのある麻袋が目に入った 「も、もしかして?!」 物音を立てないように精米所へ近づき袋を調べると 中に穀物らしきものが見えたので手に取ってみる 「玄米じゃないか!」 昔の日本では米ではなく玄米が主食であり 栄養分も豊富な穀物だ そんな時に玄米を美味しく頂きつつ 栄養面について考えられるように食学を履修したよ 一般社団法人国際食学協会(IFCA)が発行して

資格[10]ハウスクリーニング

ゾンビから逃れ逃れ辿り着いた山奥の家 近くに人が住んでいた形跡がないので別荘として使われていたのだろう 私よりも先に訪れた客は居ないようで全く荒らされていない しかも地下室に燃料が残っている発電機を見つけたので起動 すると暖かいシャワーが出た 「天国のようだ!」 久方ぶりのシャワーを堪能し髪を乾かしながら部屋へ戻る 自分が綺麗になったからか部屋の埃が気になってきた 「こんな時、部屋の掃除方法を身に着けていたら・・・」 そんな時、部屋を綺麗にして快適空間を作り出せるよ

資格[11]赤十字救急法基礎講習(AED含)

今日も一人でゾンビから身を隠しつつ食料を探す 少し大きめなショッピングモールを見つけるも ほとんどの店は荒らされており新たな物資を見けられる可能性は低い しかも暴徒化した生存者が潜伏している可能性もあるため 早めに出ようと思った矢先、何かに躓いて倒れてしまった 「こ、これは?!」 怪我をした人が横たわっている しかもその怪我はゾンビから受けた物ではなく 明かに暴徒から受けた傷だ 「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」 話かけても意識がない 「119番、いやAEDだ!」

資格[15]爪もみケアセラピスト

追ってくるゾンビを交わす為に 路上に止まっていた車に飛び乗った するとそこには先客が 『しっ!静かに!』 本来ならば追い出されても仕方が無い状況ではあるが 追手がそこまで迫っている ここで車のドアを開けよう物なら我々は全滅だ 息をひそめつつ先客を確認すると 若い女性だった 身を守る為だろう その女性はレンチを力強く握っていた 『イタッ・・・』 レンチを握る手を自分でさすっている きっと長時間力んでいた事により疲労だろう 「ちょっと手を貸して」 指先をマッサージす

資格[18]プリザーブドフラワー

今日もゾンビの気配から身を隠し とある空き家へ忍び込んだ 人の気配は全くなく 積もった埃の量が時間の経過を感じさせる 「あれは何だ??」 一か所だけ時間が止まっているように見える 花だ 花が枯れずに生きているかのように咲いているではないか 近づいて触れてみる 「まるで生きている花のようだ、花もゾンビ化するのか?!」 と余計な心配をしないようにプリザの資格を取ったよ 割と有名なプリザーブドフラワー 私がレッスンを受けた時は正直ソコまで認知されていなかったような? だ

資格[25]愛犬飼育管理士

『くーん、くーん・・・』 ここ数日、私のあとを付いてくる犬がいる ゾンビが支配する世界でペットを飼う事が どれだけ大変な事かなんてわかっている それでも動物好きで ポケットに隠し持っていたビーフジャーキーをあげたら 懐いてしまったようだ ある程度の距離を保ちつつも 尻尾を振ってついてくる姿がとても愛らしい 「よし、お前をパートナーにしてやるか」 その犬と行動を一緒にする事を決めた とは言っても 世界がこうなる前もウサギ小屋で住んでいたため 犬との正しい接し方を知らない

資格[26]第四級アマチュア無線技士

高速道路のサービスエリアに到着した 束の間の休息時に襲われたのか バスやトラックなど大きな車両が何台も放置されている 中には血まみれの扉が開けっ放しになっている車両もあるので ゾンビに襲撃されたと見て間違いないだろう そんな時に人の声が聞こえてきた 『CQCQこちらマイケル、聞こえますか?どうぞ』 この独特な言い回しは無線通話に違いない どこかのトラックに詰まれた無線が活きており その無線に呼び掛けている人が居るという事だ 私はトラックを一つ一つチェックし とうとう声

資格[28]特殊小型船舶操縦士免許

「くそっ・・・ここまでか・・・」 海岸沿いを歩いていた私が 少し休憩しようと車に腰を掛けたところ バッテリーが生きていたらしく盗難用のブザーを鳴らしてしまった すると駐車場に放置された車の間からゾンビの群れが襲い掛かってきた 命からがら灯台を目指し灯台の中へ侵入を試みるも ガッチリと施錠されていて扉があかない ゾンビの群れが灯台に迫る 背水の陣とはこのことか 「あ、あそこにあるのは水上バイクじゃないか!」 灯台守の物だろうか 丁寧に整備されてあるではないか そんな

資格[29]なまはげ伝道士

「他に選択肢は無いのか・・・」 答えは出ているのだが自問自答し続ける私 頭で理解していても心からは賛同できない ゾンビが蔓延してから一年以上が経過 ここ数週間はゾンビを見かける事もなく 街はずれの店舗に残っていた缶詰で生きながらえていたが その食糧も尽きた そんな中、先日近所を探索をしている時に 小さなコミュニティーを形成している生存者グループの家を見つけた 食糧問題は他の生存者にとっても同じこと だがそこには間違いなく食料があった 私は今を生きる為に食料が必要であり

資格[30][31]国内B級ライセンス&公認審判員

「や、やばい!このままじゃ!」 狭い路地を車で飛ばす 脇道はドコもゾンビで埋め尽くされている ここまでは間一髪で交わしてきたが この先には地獄のS字クランク 片側は崖なのでミスコントロールをした瞬間に 本当の地獄へ真っ逆さまだ 「こんな時にモーターレースの知識があれば・・・」 そんな状況であっても落ち着いて対応できるよう 国内B級&審判員の資格を取ったよ JAFへの入会が必要ではあるが あとは1日&約1万円で取得可能という敷居の低い資格です 習うのはレースでのルー