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技能実習生受け入れ先の労働法違反は多いのか?

こんにちは。
外国人ビザ専門 中国語が話せる行政書士 大西祐子です

令和3年の技能実習生の受け入れ先に対する監督指導、送検等の状況が公表されています。
全国で、労働基準関係法令違反が疑われる会社に監督指導を実施して、72.6%に違反が認められたとのこと。

そんなに違反があるのか!
と、技能実習に対する批判が増えそうですが、あくまで、労働基準関係法令違反が疑われる会社のうちです。
疑われたにもかかわらず、25%以上は違反がなかったということでもあります。
そして、技能実習生ではない、日本人に対する違反も含まれています。

もはや、技能実習生云々ではなく、このくらいの比率で、法令違反があるのだろうと思われます。

主な違反事項のトップ3は
①使用する機械等の安全基準(24.4%)
②割増賃金の支払(16.0%)
③労働時間(14.9%)

業種によっても特徴があります。
製造関係は安全基準
繊維・衣服と建設業は割増賃金の支払い
農業はそもそも賃金の支払い

賃金を支払っていなかった、というのはもってのほかですが、割増賃金の算出はかなり難しいところ。
ちゃんと払っている、と思っていても、実は計算を間違っているということは多々あります。

ちなみに事例として以下のようなものがあります。
・年次有給休暇が10日以上付与される労働者に対し、1年以内に5日間以上の年次有給休暇を取らせていなかった
・書面による労使協定がないにもかかわらず、賃金から寮費を控除していた
・技能講習を修了していない労働者に、最大1トン以上のフォークリフトの運転業務を行わせていた

技能実習生を受け入れていなくても、このようなことはありませんか?
労働法違反となりますので、今後、外国人を雇うのに不適切、と不許可になる恐れもあります。

最後までご覧いただきありがとうございます。今日も良い一日をお過ごしください。

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