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2024/6/10~6/14の米国株投資の振り返り

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2024/6/10~6/14の振り返り

今週のS&P500の騰落率は+1.6%、NASDAQの騰落率は+3.2%と両指数とも先週に続き上昇しました。
AI・半導体関連の一部の銘柄が相場をけん引する流れが続く中、CPI結果を受けて市場に楽観的な見方が広まり、株価指数は強い動きを見せました。

6月10日(月):米国株市場はS&P500+0.26%,NASDAQ+0.35%と上昇。FOMCとCPIを控えて大きな動きはなし。NVDAは10対1の株式分割を実施し、0.7%上昇。

6月11日(火):S&P500+0.27%,NASDAQ+0.88%と続伸。前日にOpen AIとの業務提携を発表したAAPLが7.3%急伸。

6月12日(水):S&P500+0.85%,NASDAQ+1.53%と上昇。CPIが市場予想を下回ったことからインフレの見通しへの楽観的な見方が広がる。FOMCの経済見通しでは年内の利下げが1回のみの見方が示され、若干下げたものの市場は強気な雰囲気でした。

6月13日(木):米国株市場はS&P500+0.23%,NASDAQ+0.34%と続伸。新規失業保険週間申請件数の増加やPPIの予想外の下落を受けて、インフレコントロールについての楽観的な見通しが広がる中、株価は上昇。AVGOは好決算を受けて12.3%急伸。AI・半導体銘柄中心の相場が続く。

6月14日(金):NASDAQが5営業日連続で終値ベースの最高値を更新するも、S&P500-0.04%,NASDAQ+0.12%とやや勢いは落ちる。ミシガン大6月消費者信頼感指数は市場予想を下回り、1年後のインフレ期待は前月から横ばい。

まとめ

CPI結果を受けて一気に市場に楽観的な見方が広がった週でした。
特にAI・半導体関連銘柄の強いパフォーマンスが目立ち、S&P500とNASDAQは連日過去最高値を更新しました。
FOMCで年内の利下げが1回の見通しを示されたものの、株式市場の値動きは強く、FRBと市場の見方の乖離が出てきている状況なのが気になりました。

運用成績

評価額 117,391,237円
前週比 + 8,370,020円(+ 7.7%)
年初来 + 22,684,482円(+24.0%)

ポートフォリオ
米国株 90.2% (VTI 46%,個別株54%)
キャッシュ 9.8%(米ドル)
*個別銘柄の入れ替えを実施
*VOOの信用買いポジションは利益確定

NISA枠のVTI連動投資信託: 2,161,227円/ 損益: +213,857円(+11.0%)
(5月~月額40万円積み立て)

信用買いポジションを利益確定して組み込んだこともあり、私のポートフォリオは前週比+7.7%と大幅上昇し、年初来のパフォーマンスも+24%となりました。

上にも示したように、市場の楽観的な見方とFRBの見方の間に再び乖離が生じてきており、6月の指数の急激な上昇(特にNASDAQ)も踏まえるとサマーラリーが先週までの想定より早く終わる可能性を懸念しています。

このような見方を受けてのVOOの信用買いポジションの利益確定です。
来週以降もサマーラリーが続くのか?米国株式市場の行方に注目したいです。

指数ETF×信用取引のトレード法はこの記事で紹介しています。
(6/15追記)

今後の方針

先週まではゆっくりと、しかし着実に上昇する相場展開でしたが、今週に入り楽観的な見方が強まり、若干上昇スピードが速いと感じています。

さらに市場の楽観的なムードとFRBの見通しとの乖離が懸念材料です。

CME FedWatch(2024年6月15日時点)

FOMCで示された年内に1回の利下げの見通しに対し、
市場では9月の利下げを60%以上見込んでおり、年内に2回の利下げの見方が優勢となっています。

以前も9月相場の変調の原因になり得ると述べていたこのギャップが、再び出てきており、これがサマーラリーから調整局面に入るリスク要因になることを警戒します。

この見方を受けて投資方針は以下としています。
・トレードポジションを解消し、キャッシュを10%程度確保
・ベースとなる指数ETFと好決算個別株は基本的にホールド
・個別株60%前後(決算結果による銘柄入れ替えを適宜実施)

買いタイミングなどについてはオニール流の投資手法を参考にしています。
この本で学ぶことができます。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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*実際の投資判断については自己責任でお願いします。

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