朝、バス停まで


走る
走る
走る


そうか、走れたんだ


空の果てからやって来た蒼い風が
わたしの中に飛び込んで教えてくれた


走れ
走れ
走れ


幼子の最初のかけっこのように

見てごらん
駆け抜ける晴れ晴れとした顔

軽々と追い越したのは
いつかのわたしの白い亡霊
ハッとおどろいて消えた




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