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子どもがいないと「肩身の狭い」理由を知りたい

前のエントリーでも触れましたが、2018年に明治安田生活福祉研究所が行った調査で、働く既婚の多くの「子どものいない人」が、職場で肩身が狭さを感じている。

その調査では、なぜ、どんなことで肩身の狭さを感じているのかの調査はされていなかった。調査を取り上げた日経新聞では、以下のように述べている。


「調査では、具体的にどのような周囲の言動、場面で肩身の狭い思いをしたかまでは尋ねていない。同研究所は「年齢が上がるにつれ、身内や知人からの『なんで子供ができないの』『子供はいつできる』などの問いに傷ついている人が増えるのではないか」と推測する。

子供の有無を巡っては、自民党の杉田水脈衆院議員が性的少数者(LGBT)のカップルを念頭に「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと月刊誌に寄稿。批判が集まり、同党は杉田議員を指導した。

明治安田生活福祉研究所は「身体的な理由や経済的な事情などで子供ができなかったり、持たない選択をしたりした夫婦もいる。社会全体がそうした人々の生き方に配慮する必要がある」としている。(日経新聞/年8月19日)」

的を射た指摘だと思う。でも、あくまで推測にしか過ぎない。現実にどんな体験をしているのかは書かれていない。

世の中には、子どもを持って働き続けることの大変さについての情報はあふれている。彼ら彼女たちが子どものいない時と比べると100%仕事に力を注げず、子どものことで急に帰ったり休んだり、あるいは公的制度であっても育休や時短をとるときは、肩身が狭い人も多いだろう。

しかし、子どもがいない人の「肩身が狭い」情報は極端に少ない。子供のいる人の事情と比べ、なぜ「肩身が狭い」思いをしなくてはならないのか?不思議に思う人もいるのではないか。

いろいろ調べてみたが、子どもにいない人の職場での実態についての調査は見つけられなかった。だったら自分で調べるしかないか…。

思いついたものの、すぐに行動するのは苦手な私。その私の背中を教えてくれたのは、とある出会いだった。

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