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宇宙文学

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宇宙の詩、小説まとめ。
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2022年11月の記事一覧

宇宙に浮かんでいると 割れた鈴の音が聞こえて いつかの波の行き来を思い出し 空気も水もない幾万光年を 僕は目を開けて揺蕩う

3,2,1

3,2,1

宇宙交信局、応答セヨ
[ツー…ガジン。]
僕等はクレーターの上歩き
学校へ行く
光の黒板、蟲の文字
交差する声、声、声…
(ねえねえ。)
(あの子が死んだって知っているかい?)
ペットのヤミヤミ連れて
花を摘んで宇宙遊泳
[ガウガウ!]
炭素になった花びら宙を舞いーーー。
ラヂオは放映する
君のこゝろの中迄も
マザーは総て知っていて
僕は空気の吸い方を知らない
(永遠の窒息。)
塔へ征くんだ!

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