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東京俳句の解説をどうぞ


東京俳句23区を個人制覇してから色々考えてたのですが

私の句、説明無いと意味わかんないの多くない?と気づきました。

東京俳句ではオタクを前面に出したり、メタファーを取り入れたり

自分なりに新しい挑戦をしたものが多かった分、

それに馴染みのない人には非常に分かり辛かったと思います。

なので今日は自分の東京俳句を解説付きでいくつか紹介します。


荒川区 秋夕やけだんだんは猫の集会所


夕やけだんだんとは荒川区日暮里にある階段。

そこを降りると「谷中銀座商店街」に繋がります。

日暮里や谷根千エリアは猫の街として有名です。

私は小学生の頃に母と、猫に会うためそのエリアへ観光に行きました。

谷中銀座からその夕やけだんだんを登ると

当時は空き地があり(今はマンションが建っています)

そこに猫が数匹たむろしていたのです。

一定の間隔をあけて何をするでもなくそこにいる猫たち。

これは猫の集会だよと母が教えてくれました。

そのことが今でも私の思い出として残っており、

今回の東京俳句を詠むにあたって最初の段階で詠んだ句です。

ちなみにこの句は、秋 夕やけだんだんは猫の集会所とも

秋夕やけ だんだんは猫の集会所とも読めるようにしています。


板橋区 漫才師生む板橋で千秋楽


板橋区にある大山商店街は、漫才コンビサンドウィッチマンが

下積み時代を過ごしたことで有名になったそうです。

元板橋区民のめろさんが教えてくれました。

また調べてみるととんねるずの石橋さんや

おぎやはぎの小木さんも板橋出身だそうです。

芸人さんの出身地まで言い始めると他の区はどうなんだと

言われてしまいそうですが、板橋区は本当に苦労したんです。

どうか見逃してください。笑

この句は板橋ゆかりの漫才師に憧れている芸人さんが全国公演をやる際、

千秋楽に板橋の会場を選んだら素敵なんじゃないかと思って詠んだ句です。


江戸川区 水族園の脱走ペンギン鰯食う


江戸川区も苦労しました。

だって名物の金魚や小松菜は夏と冬の季語。

これを封じられたらあとは葛西臨海公園しかなかったのです。

その中の施設、葛西臨海水族園はマグロが有名。でも鮪は冬の季語。

あと有名なのはなんだといろいろ調べていると

「葛西臨海水族園から脱走したペンギン」というパワーワードを発見。

詳しく見てみると、2012年3月4日に脱走し82日間の逃走を経て

無事捕獲され、他の同年代ペンギンより逞しくなって帰ってきたそう。

詳しくはこちらのサイトへ。↓



何このペンギンめっちゃ面白い。絶対詠みたい。笑

と思い ペンギン 季語 で検索。季語はなし。

上のサイトにてアジを餌にしてると書いていたのですが鯵は夏の季語。

ということで餌は秋の季語の鰯にして最終的にこの句になりました。

でも今思えば「秋の鯵」にしてもよかったですね。

とにかく江戸川区は季語に泣かされました。



解説、思った以上に大変です。

一記事にまとめようと思いましたが今日はもうギブアップ。

8句ほど解説しようとしてたのですが今日はこの3句でやめておきます。

アポロ師匠はこんな大変なことをやっていたのか。

しかも人様の句で数十句も。


身に沁むや同じ苦労を弟子として


アポロ師匠、改めて句の推敲講評ありがとうございます。

私も東京俳句の解説、少しずつ頑張ります。

お互い無理せず頑張っていきましょうね!



サポートしていただいたものは脱ひきこもり、自立に向けての費用にさせていただきます!ちなみに以前いただいたものは旅行鞄を買う費用に充てました。ありがとうございました!